コロナ禍を経て、気持ちが外に向いてきた今だからこそ、ESSEはあらためて“家のあり方”を考えます。なかでも収納は、働き方やライフステージが変化しても、家を心地いい場所にするために欠かせないもの。そんな思いから今年新たに「ESSE収納グランプリ」をスタート。年齢も、家族の形も違う、それぞれの家庭がたどりついた「収納の正解」には、取り入れられるヒントがきっとあるはずです。ここでは、インテリア賞を獲得した櫻木なおみさん(51歳)宅のキッチン&玄関収納をご紹介。
キッチンは壁の色にこだわり気分を上げる
すべての画像を見る(全11枚)ESSE収納グランプリでインテリア賞を受賞した櫻木なおみさん。離婚を機に70平米から55平米の賃貸物件に住み替えましたが、賃貸物件でも自分らしいインテリアを楽しんでいます。
背面にはった濃いグレーの壁紙で、落ち着き感のある櫻木さん宅のキッチン。飾った小物やグリーンが際立つ役割も。
「毎朝キッチンでお香をたき、コンロ前のスツールに座って、お茶を飲んだり、本を読んだりと、ひとり時間をゆっくり楽しんでいます」
「最近は娘がコーヒーをいれてくれます。スイーツを食べながら、いろんな話をしてコミュニケーションの時間に」
●カトラリーや食品ストックは“しまう収納”ですっきりをキープ
ごちゃつくものは引き出しに入れつつ、中はボックスで整理整頓。
「ワンアクションで取り出せるようにしています」
●好きなデザインの食器は目につく場所に“見せる収納”
『アラビア』のお皿はオープンラックの手前に。
落らく雁がんのような箸置きは、木箱の上に並べています。アクリル棚をかぶせればショーケースのように。「好きなものがふと目に入るだけで、幸せな気分になれます」
生活感の出る玄関はお気に入りグッズでおしゃれに
玄関のチェストは20年来の相棒。上にアンティークのブリキの箱を置き、お出かけに必要なものをセット。
「チェストの中は、お正月やクリスマスなどの季節のアイテムを収納。玄関=靴と思いがちな発想を転換して使っています」
●ゴミ箱もフタつきなら玄関に置ける
不要なDMは玄関の小さなゴミ箱に即捨て。
「部屋に持ち込まなくなり、散らかる原因をひとつ減らせました」
●深さのあるボックスにごちゃつく小物を集約
日やけ止めや粘着クリーナー、ハンカチなどを収納。
「横からはすっきりした見た目なのに、取り出しやすいです」
●ほうろうバットをディスプレーに活用
ほうろうバットに絵ハガキをはり、雰囲気のあるフレームに。
「白いバットが手前の花器を引き立ててくれています」