●欲しいものを今あるものでつくってみる

ダイニング
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「なんでも新しく買いたせばいいってものじゃないのよ。今あるもので工夫するの」

母はものが壊れたり、なにか不便なことがあったりしても、まず家にあるものでなんとかしようとします。空のファイルボックスに穴をあけてケーブルボックスをつくったことや、押し入れの中板を外してワンピース用クローゼットにしたことも。

買った方が早くてラクかもしれませんが、余計なものを増やさず、不要になったものをゴミにしなくて済むので、母にとっては一石二鳥の方法だそうです。

母の姿を見て、知恵を絞って工夫することは、暮らしを豊かにすること、人生を楽しむことに繋がるのではないかと思いました。むやみにものを増やさないために、私も自分のできる範囲で創意工夫していきたいです。

●持ちすぎない暮らしでも個性を大事にする

「なにもない部屋には惹かれないかな。整っているけど、そこで暮らす人の毎日が想像できるような住まいが好き」

ミニマリストとしてはなにもないガラーンとした部屋にも憧れるのですが、私も母と同じように、住んでいる人の個性が垣間見える部屋の方が好きかもしれません。

たとえば、ジャズのポスターが飾ってあったら音楽好きなのかなと想像するし、おしゃれなカップが並んでいたら優雅なティータイムを想像します。ものが少なくても、その人らしさが伝わってくる空間ってすてきですよね。

実家の玄関にはいつも季節の花や盆栽が飾られ、廊下の壁には父が撮った風景写真が並んでいます。

ponpocoさんの著書『200着の服を8割減らしたらおしゃれがずっと楽しくなった』(扶桑社刊)では、だれでも服を8割減らせるコツや、狭小住宅でも快適に暮らす収納など、無理せず自分らしいミニマルライフを実現するためのヒントが書かれています。

200着の服を8割減らしたら おしゃれがずっと楽しくなった

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