やるべきことを先延ばしにしない“すぐやる人”には、じつはだれでも簡単になれるんです。メンタルコーチの大平信孝さんに、家計簿やダイエットなどめんどうなことの多いあれこれを、”すぐやる”コツを教えてもらいました。

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やらなきゃいけないのに、先延ばしに…。やる気がたちまち出る5つのコツ

タスクをすぐやる人になるコツ~家計管理編~

計算機と女性
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めんどうだけれどもやらなきゃいけない家計管理。“すぐやるスイッチ”をオンにして、ラクに乗り切りましょう。

●Q:家計簿を習慣にしたいが忘れてしまって続かない…

→A:食糧庫に家計簿を置いて買い物とひもづけを

習慣化したいことは、すでに定着している習慣にくっつけて行うよう“アンカリング(条件づけ)”するのがおすすめ。
「たとえば家計簿を食糧庫に置き、買い物後、食材をしまう流れで書くようにすれば忘れなくなるはず」

●Q:数字が苦手で家計の見直しがムリ!

→A:「本気の30分」を苦手なことに充てる

苦手なことを行うには集中力が必須。
「本気で集中できる時間は短いので、自分が集中しやすい時間帯に『本気の30分』を設けて取り組んでみて。まずはYouTubeでの情報収集など小さなことから始めるのもコツです」

タスクをすぐやる人になるコツ~ダイエット&イベント編~

「今年こそは!」と、がんばりたい気持ちはあるのにうまくいかないのがダイエット。年末はイベント準備にも忙しい時期です。すぐやる人になって新しい年をスタートさせましょう!

●Q:「まだ本気出してないだけ」と言い続けて20年たちました…

→A:「いつからスタート」して「いつまでに終える」を手帳に書く

「ダイエットに関しては、終了予定日を書く人は多いですが、開始予定日を書く人は少ないです。予定として組み込むことでスイッチが入ります。開始日は1週間以内に設定すること」

●Q:すぐやる気になるがすぐ飽きてしまう…

→A:飽きることを見越して複数のダイエット法を用意しておく

ひとつの方法に決め打ちすると「結果が出ない→もう飽きた」となりがち。
「飽きずに続けるためには、最初から複数の方法を用意して。継続することで成果が出るという好循環に入る効果も」

●Q:年末年始は「どうせ太る」と思うとやる気が出ない

ダイエットを考えている人
「やせてどうなりたいか」を明確にイメージ!

→A:漠然と「やせたい」ではなくやせてどうなりたいかを明確に

「身軽に動けるようになりたい」「この服を着たい」などと目的を明確にすることが原動力に。「取り組み内容はまずは“ちょい難しい”くらいに設定し、とにかく動き出しましょう」

●Q:イベント準備は「センスよく!」と思うとプレッシャーで動けない…

年末年始のイベントを考える人

→A:考えすぎなときは仮決め・仮行動でOK!

完璧主義は“すぐやる”の強力なブレーキに!

「『今日は仮決め・仮行動でいいや』と思えばフットワークが軽くなります。暫定的にでもピックアップしておけば、決定がラクになるので、考えすぎる前にとにかく動きましょう」

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