●問題と真剣に向き合い、片づけの優先順位を上げたことが成功要因
結局のところ、自分の部屋の状態に気づき、本気で「汚部屋解消」という問題に向き合ったこと。そして、片づけの優先順位を上げて問題に取り組めたことがすべてだったように思います。
そもそもそれまで問題だと思っていないから、押し入れに一時的にものを押し込んでOK! とやり過ごしていたのです。そして自分の自由時間が増えたことで集中してできたのがよかったように思います。
片づけができない人は、そもそも多忙だったり、捨てる判断をする心のゆとりがなかったりするかもしれません。
片づける時間をスケジュールに入れたり、小さなことから取り組む、長い計画で順番に片づけるなど、段取りを工夫することが汚部屋脱出のヒントになると思いました。
また、自分一人でがんばらずに、家族や友人に手伝いをお願いしたり、専門サービスの手を借りて、心や体の負担を少なくキレイにするという方法もよい方法だと思います。
●「使わないものBOX」で自然といらないものを選別する
すべての画像を見る(全4枚)また、そもそも「汚部屋」を分解すると、
(1) 片づけができていない
(2) 掃除ができていない
ふたつの要素が入っています。
引っ越しをすることで、(2)の掃除ができていない、の部分はそれだけで改善します。もちろん、家具や家電など単体は汚れていると思いますが、引っ越しのタイミングで積もったホコリを払ったりできますから、引っ越しするだけで掃除については8割リセットできます。
(1)の片づけができていない、についても引っ越しの際にはすべての荷物を一旦段ボールに入れて収納して、使うものだけ出すので、使わずに段ボールに入ったままのものは死蔵品だとわかります。自然と使わないものを分ける効果もありますね。
引っ越しをされる方はそのタイミングで、汚部屋解消に取り組めると効率がいいです。転勤族の方はチャンスが多いともいえます。
引っ越しをする予定がない方は、手間はかかりますが、散らかっている物、収納しきれていない物をいったん段ボールや箱にしまう方法がおすすめです。
使うときはそこから出すという方法で、引っ越しと同じ感覚で自然と「使わない物BOX」が完成。「1年」など期限を決めて、それを過ぎたら捨てることを検討してみてはいかがでしょうか。
私の体験談が、片づけや汚部屋に悩んでいる人のヒントになれば幸いです。