●3:「すぐに遺産分割協議」をして遺産分けをすること

遺産分割協議
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「遺産」とは亡くなった人が残した財産のことですが、財産の中には「負債」も含まれます。その遺産をどうやって分けるかを話し合う遺産分割協議、これを早くやりすぎても、あとからもめることになるかもしれません。

なぜなら、亡くなったあと、しばらくしてから故人の入院費、施設の利用料、クレジットカード利用料などの請求書が届きます。そのとき既に遺産分けをしていた場合、相続人のだれがその支払いをするのか、また話し合いをしなければならないからです。

あとは、高額療養費や介護保険料などの過誤納還付金など申請すれば行政から戻ってくるお金があることもあります。その額がわかるのは相続が開始してから3か月から半年ぐらいかかることも。

あまり早く遺産分割協議をしてしまうと、あとからまた話し合いをする可能性があるので、早すぎる遺産分けはやめておいた方がよさそうです。

●相続は「焦らない」ことがもめない秘訣

相続が始まるといろいろとやらなければならないことの期限が決まっています。それを踏まえた上で、いろいろな手続きをする必要があります。焦らず遅れず。落ち着いて手続きを進めましょう。

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