テレビ、雑誌で活躍する人気料理家・藤井恵さんに、旬の「ゴボウ」を手軽においしく食べる方法を教わりました。仕事、育児で時間がない人にも、世帯の人数が減って、1人分や2人分のご飯づくりがおっくうになってきた人にもおすすめです。
ゴボウの保存食とアレンジレシピ
秋から冬に出回るごぼうは、食物繊維がたっぷり。美容と健康のためにも積極的にとりたい野菜です。
「ざくっと切ってからゆでてたたき、しょうゆをまぶすだけの下ごしらえなら手間がかからず、繊維も適度につぶれて食べやすくなるので、アレンジの幅が広がります」
●たたきゴボウ
すべての画像を見る(全2枚)【材料(つくりやすい分量)】
- ゴボウ 大2本(500g)
- しょうゆ 大さじ1
【つくり方】
(1) ゴボウはよくこすり洗いし、鍋に入る長さに切る。
(2) 鍋に湯を沸かして1を入れ、10分ゆでる。ザルに上げて熱いうちにめん棒などでたたいて全体にひびを入れ、しょうゆをまぶす。そのまま冷まし、5~6cm長さに切り、手で粗く裂く。
(3) 保存容器に(2)を入れ、冷蔵庫で保存する。
保存期間は冷蔵で4~5日
【POINT】
・長いままゆでたほうがたたきやすく、うま味も抜けません。
・熱いうちにしょうゆをまぶすと、少量でも味がしっかりつきます。
・肉巻きにしたり、ごま油とおろしニンニクであえてナムルにしても。マヨネーズであえてもおいしくいただけます。
●【アレンジレシピ】ゴボウの竜田揚げ
サクサクの香ばしさが、あとひくうまさ!
【材料(2人分)】
- たたきゴボウ 150g
- 片栗粉 適量
- 揚げ油 適量
- レモン(くし形切り) 1/8個
【つくり方】
(1) たたきごぼうは片栗粉をまぶす。
(2) 揚げ油を180℃に熱して(1)を入れ、3~4分かけてカリッと揚げる。
(3) 器に(2)を盛り、レモンを添える。
メリットいっぱいの「野菜ストック」を1冊にまとめた『藤井 恵の季節を味わう野菜ストック』(扶桑社刊)が発売中。一年中手に入りやすい野菜や、春夏秋冬の旬の野菜、乾物などのストックレシピ34点と、アレンジレシピ126点を収録しています。