メンテナンス面は気になるが、やはりメリットが上回る
天窓にはデメリットもあります。たとえば、時間帯によっては日差しがまぶしいこと。
いつもはリビングで資格勉強をする夫も、照らされる時間帯は別の場所に移動して対応しているようです。筆者自身も、家の中でも日焼け止めを塗るように心掛けています。
また、外側からの掃除が難しいことです。立地上、落ち葉が張りつくことはありませんが、鳥のフンが落ちてきたことが一度ありました。
しかし、意外なことに雨が降ると窓が自然にきれいになりました。傾斜があることで雨水が天窓を洗い流したのでしょう。再び、美しい空が楽しめるように。
内側からの掃除については、高く離れた位置に天窓があるため、ちょっとした汚れがあったとしても気になりません。ただ、もし必要になった際は、高所清掃用のモップを購入することを検討しています。
また、万一、大がかりなメンテナンスが必要になった場合を見越して、2階の窓から天窓に出られるようになっています。ですから天窓のメンテナンスのために、外側からの足場を組む必要はありません。
わが家にとっては、天窓がもたらすメリットがデメリットよりも上回っていると感じています。建築条件に制約がある場合でも、事前にデメリットを理解しておけば、後悔することはないというのが、今の思いです。
