夫から怒鳴られて「この人とはもう無理だ」

夫から「そんなにしたいのか?」と怒鳴られて、「だって子どもが欲しいんだもん」と言い返すような大喧嘩が続いた頃、この人とはもう無理なんだな、だまされた、夫婦なのにできないなんて、もう子どもはもてないから離婚するしかないなど、様々な思いがめぐった秀美さん。夫に対し、心のシャッターを下ろして、口もきかない日々が続きました。

●一人で抱え込んだレスの悩み

険悪
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だれかに相談はできましたか? と問いかけると、秀美さんは首を横に振りました。

「一度だけ、義理の母に相談してみようかと思ったこともありました。けど、さすがに無理でしたね。なんか私だけしたい気持ちがあるのを話すのが恥ずかしく思えてしまって」

●海外なら立派な離婚理由になる

レスに陥ったほかの家庭はどうしているのかとネットを検索した秀美さんは、海外ではレスが原因で離婚することも多いことを知り、実際にこの結婚生活をやめようとも思ったそう。

「レス以外の不満はなかったので、なかなか踏みきれませんでした。子どもは欲しくないといいながら、もしかしたら行為が苦手だということが影響しているのかもしれないと思って…。子どもがいらないだけなのか? 行為が嫌なのか? ここを切り分けて、冷静に夫と話し合いたいと思いました」と秀美さん。

夫もこのまま口をきかないような夫婦関係はよくないと思っていてくれたようで、お互い冷静に腹を割って本音を話し合うことができたといいます。

●話し合いを重ねてレスの夫婦が出した結論

夫

「夫には『子どもを望まない人生を選ぶなら離婚したい。でも、行為をしたくないだけならば、体外受精という方法もあるから考えてほしい』とダイレクトに2択を突きつけました。すると『秀美の母になりたいという願いを叶えてあげたい』と言ってくれたんです。それで体外受精での妊活なら協力するという話になって、仲直りできました」

レスの問題は解決しないままではありますが、わだかまりは解けて、妊活をスタートさせることに。そのお話はまた次回。

◆次回のお話はこちら!

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