暮らしを少し豊かにしてくれる「器」にこだわる人が増えています。
「お気に入りの器はおもてなしのときにだけ」という考えもありますが、日々の食卓に取り入れると、食事の時間が楽しくなるだけでなく、買ってきたお総菜でも見栄えがよくなるなどのメリットも。
ここでは、センスあふれる器使いや料理が注目されるブロガー・ぶち猫さんに、器使いのアイデアを教わりました。
器のある暮らしを楽しむ! 食卓が楽しくなるアイデア
「忙しく働くなかで、毎日の自炊を義務や作業ではなく、小さな楽しみに変えてくれたのが器です。簡単な料理も、美しい器に盛ればぜいたくな気持ちに」と語るぶち猫さん。
「たとえば時間がない日も、お気に入りの大皿に主菜もおかずもまとめて盛りつけたワンプレートご飯にすれば、おしゃれに見えて片づけもラクチンです」
「この料理にはこの器」と決めつけずに、自由に楽しむのがぶち猫さん流。意外な組み合わせが見つかれば、料理のやる気もアップしそう!
1.華やかな柄の器を大胆に使ってみる
一見使うのが難しそうな、主張のある柄の器は、「器自体の魅力と迫力で、毎日の食卓を華やかに彩ってくれるすぐれもの」とぶち猫さん。
「簡単なおかずでも、盛りつけるだけでおしゃれな雰囲気になり、おトク感も!」
絵皿のなかでもとくに使いやすいと、ぶち猫さんが太鼓判を押すのは、青と白で構成された染付。トーストの茶色やニンジンのオレンジ色が映えます。
2.暗い色の器で食卓を引き締める
淡い色合いの料理を淡い色の器に盛りつけると、全体がぼやけた印象になりがち。そんなときこそ、濃い器の出番です。
「食卓を引き締める効果があります。使い慣れないという人は、面積が狭くて試しやすい小鉢から始めてみては」
同じ冷ややっこでも、器の色によって印象が激変!
3.グラスやおちょこを器として使う
収納場所がなくて器を増やせない人におすすめなのが、グラスやおちょこを器使いするテク。
「絶妙な高さの円柱型ガラスカップは、1人分のサラダにぴったり。スープを注いでもいいですね」
チョコレートなど、小さなお菓子をおちょこにのせるのもおしゃれです。
4.豆皿を重ねれば食卓が立体的に
単体で使うのはもちろん、重ねても便利な豆皿。
「小さなおかずをいくつかまとめて大皿に盛りつけるときに、シンプルな豆皿を1つ加えると、立体感が出ておもしろくなります。汁気のあるおかずを盛りつけるときにも活躍」
いつものおかずも小料理屋さん風に。
5.パーティの器やグラスはあえてそろえない
大人数が集まるからといって、器をそろえる必要はなし。
「参加者に好きなものを取ってもらう方式なら、家飲みならではの手づくり感やゲーム感覚が楽しめます。会話が弾むきっかけにも」
取り皿の大きさは2種類あると使い勝手よし。
3月7日発売の
ESSE4月号『器のある暮らし』では、ほかにも人気インスタグラマーの器使いや、初心者にもおすすめの器を紹介しています。ぜひチェックを。