●畠中さん診断「保険の見直し&支出の予算化」
すべての画像を見る(全5枚)60歳の定年後、再雇用で働いても収入は減少します。だからこそ、貯蓄を大きく取り崩した今の状況は危険! 退職金や貯蓄は大事な老後資金ですから、完全リタイアするまでできるだけ減らさないことが望まれます。
今後は、特別支出で貯蓄を必要以上に減らさないこと。子どもの留学費用も、子ども自身と話し合って毎月いくら必要か予算を決め、それ以上は増やさない心がけを。さらに今後の家電の買い替えも、それぞれ予算を見積もって合計予算を決めましょう。そのうえで、残りの貯蓄は、年金生活を想定して、必要な老後資金を見積もり、配分しておくといいでしょう。そうすることで、貯蓄の目減りにおびえなくてすみ、残ったお金を心おきなく使えるメリットもあります。
<老後にかかるお金の目安は?>
老後までに準備しておきたいお金の目安は、「年金ではまかなえない生活費」と家のリフォーム費用など「特別支出」の合計額です。