●5.子どもの作品

絵
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とうの昔に成人した子どもが小さかったとき使っていたものや、つくったものを未だに持っているなら、今度こそ処分しましょう。ランドセルや習字道具、通知表や作文、図画工作の作品です。

こうしたものは、いっそ、お子さんに返すのはどうでしょうか? 多くの場合、「もういらない」と言われると思います。私は、自分が子どものときに書いた作文や手紙、こしらえた工作などを、今さらほしいとは思いません。

しかし、中には、ほしいと言う人もいるかもしれません。その場合は、自分の家ではなく、子ども自身の家に置いてもらいましょう。

子どもに、昔の作品が必要かどうか聞くとき、思い出を語り合うのもいいと思います。大切な思い出は、ものではなく、それをだれかに受け継ぐときにする会話や、共有した時間ですから。

もちろん、「もういらない」と言われたら、潔く手放してください。

●6.他人のために取ってあるもの

孫

自分はもういらないけど、これは、子どもや孫が使うかもしれない、友人が欲しいと言うかもしれないと思って、不用品を残すことがよくあります。

人はものを捨てるのが嫌なので、捨てなくていい理由をいろいろと考えつきますが、「だれかがそのうち必要とするかも」というのは、典型的な捨てない言い訳です。

「子どもや孫、親戚のだれかがそのうち欲しがるかも」と思うなら、当人に、必要かどうか聞いてください。もし、「欲しい」と言われたら、今すぐあげて、自分の家から出しましょう。

ものが余っている現代は、だれもが必要以上にものを持っています。他人のお古を欲しがる人は、そんなにいないでしょう。

●7.もう使わないもの

不用品

最後に使ったのがいつか思い出せないものは、もう捨ててください。だれも使わないものをずっとそこに置いておいたところで、なんの意味もありません。どうせいつかは、だれかが捨てることになります。

自分で片づける体力がなくなったあとに、子どもたちに面倒をかけるより、今のうちに捨てた方がみんな幸せですよね。ガラクタを捨てれば、その日から、暮らしやすくなりますから。

使うかどうか、判断できないと思うものは、箱の中にひとまとめにしておき、3か月~半年ほど様子を見るのもいいでしょう。必要になったら箱から出して使えばいいし、まったく使うことがなければ、処分しましょう。

以上、シニア向けに片づけのコツを7つ紹介しました。不用品を捨てると、家の中の風通しがよくなり、心も軽くなります。この気持ちよさをぜひあなたも感じてください。

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