収納ケースを活用、しまい方にもひと工夫
すべての画像を見る(全12枚)ひと言で、「1人分の寝具」といっても、じつはかなりの量があるものです。よく、「押入れが布団でいっぱいになる」と聞きますが、そうなるのもうなずけます。収納アイテムを活用しない状態では、1畳ほどの狭いスペースに、2人分の布団は到底収まりません。
そこで重要なのが、収納ケースを使うことです。活用すると、実際こんなにコンパクトになりました。収納スペースが狭い場合は、収納ケースをぜひ活用したいもの。
ちなみに筆者が愛用するのは、イケアのスクッブです。四角く自立する収納ケースで、縦横どのように置いても座りがいいです。
筆者はかつて、かけ布団は布団用袋に入れていました。これには、ちょっとした難点が。狭い収納スペースだと、布団の嵩(かさ)に合わせてふくらむので、収納スペースから取り出しにくくなります。
一方、枠がしっかりあって、かつ、布団を圧縮するスクッブだと、羽根布団がその形の中に納まってくれます。
取り出しやすいだけでなく、スペースに余裕まで生まれました。
管理の仕方も見直しました。これまでは、夏用&冬用のシーツ類、毛布類、と用途や種類で分けていました。これだと、ゲストがひとりの場合でも、全部のケースをあけなくてはならず、効率が悪い…。
今では、ひとり分をまるごとひとつの収納ケースに収めるように管理の仕方を変えました。1つだけあければよいので、とっても便利に。
寝具の洗濯はコインランドリーでラク家事
来客用の寝具は、次のゲストに気持ちよく使ってもらうためにも、宿泊後のお手入れが大事です。たった一泊でも使ったあとの洗濯は必須、と筆者は考えます。
今までは、使用後のシーツや毛布は自宅で洗濯していました。日常の家族分の洗濯もするので、その日は何度も洗濯機を回すことになります。
わが家の洗濯機には乾燥機能がないため、大きなシーツ類は物干し竿に広げて干します。重なった部分は乾きも遅いので、頃合いを見てずらす手間も必要に。
湿った寝具はとても重いものです。50代になって、腕も上がりにくくなった筆者には、つらい作業。こうなると、来客のたびに洗濯物のことが頭をよぎり憂鬱になってきます。
そこで、来客分の洗濯は近所にあるコインランドリーを利用することにしました。ふんわりふくらむように乾くので、まるで新品のような風合いです。
洗いと乾燥が1時間ほどで終わるのも魅力。干したり乾きを確認したりする作業もなし。終了までの間、ほかのことに時間を使えます。
わざわざ持ち込むのは大変、という方はクリーニングに出してもいいかもしれません。
自分で洗う方が安上がりですが、体の負担を感じたら、きつい家事を外注に出すのも一手です。
来客は年に数回程度のこと。とはいえ、これにまつわるストレスはできるだけ排除して、本来の目的である「ゲストと楽しい時間を過ごす」ことに集中したいもの。筆者は、今回の見直しで、「いつでも泊まって」と気軽に言える暮らしになりました。