紙袋や保冷剤、割り箸、試供品や粗品など、買い物時や普段の生活のなかでなにげなくもらうもの。「いつか使うかも…」と思ってとりあえずしまい込むと、どんどん増えて収納スペースを圧迫してしまいます。
「でも、ポイントをおさえれば、こういったものとうまくつきあえるようになります」と話すのは整理収納アドバイザーのtakaさん。ここでは無料でもらえるものの対処法を教わりました。
もらった日づけを書く、最大量を決める…無料でもらえるものを整理する
●1.量を決める
どんどん増えてしまうものは、あらかじめ手元に残す量を決めてしまうのがいちばん。いくつ残すと具体的に数を決めたり、収納スペースを決めて、そこに入る分だけ残したりするのがいいと思います。
わが家では残す量を収納スペースで決めているものが多いです。たとえば紙袋。
すべての画像を見る(全8枚)無料でもらえて、かついつか使うかもと思って捨てられないものの代表格といえるかもしれません。
わが家では紙袋は無印良品のポリプロピレンファイルボックスに入る分だけと決めています。
スーパーで無料でもらえる保冷剤は冷凍庫に収納スペースを設け、そこに入る分だけ残します。残す量を決めたら、その量を守る(それ以上は増やさない)ことも大切。
●2.使うことを意識する
残す量を決めたら、しまい込まずに使うことを意識し、収納する際は手に取りやすい場所や目につく場所に収納するといいですね。
化粧品のサンプルや、しょうゆやケチャップなどの小分けされた調味料など使用期限・賞味期限のあるものは、期限がすぐわかるようにし、はやめに使いきることを意識しましょう。
わが家の例を挙げましょう。
紙袋なら、大きなサイズなら紙ゴミの回収に利用。小さなサイズなら子どもがお友だちの家に遊びに行く際など、手土産を入れるのに使うことが多いので、キッチンに収納しています。
割り箸やスプーンなどは、ジッパーつきのビニール袋に入れてキッチンの取り出しやすい場所に収納。
こうしておくと外出時にさっと持っていくことができます。また、子どもが工作に使うことも。
●3.化粧品のサンプルは、未開封でも使用期限は1年
化粧品サンプルはもらったら必ず、もらった日付を記入します。製造年月日がわからないことが多いので、この日付が保存の目安になるのです。
そのあとは普段使っているスキンケア用品と一緒に収納して、使い忘れないようにしています。
●4.定期的に見直し、使わないものは手放す
使用期限・賞味期限のあるものに限らず、今回紹介したようなものは定期的に見直し、使わないものは処分したり、寄付したりして手放すようにしています。
タオルやマグカップなどの粗品や、いただいたけど使う予定のないものなど、捨てるにはもったいないという場合は学校のバザーや、回収してくれる支援団体に引き取ってもらうというのもひとつの手です。
定期的に見直すことで、だんだん自分や家族に必要なものや量がわかってくるはずです。
最後にもうひとつ。「おトクだから」「無料だから」という理由でもらう前に、それが本当に必要なものかを考える(もらわないことを意識する)ことも大切です。
たとえば、おトク感からおまけつきのものをつい選びがちですが、そのおまけが本当に必要か考えてみて。必要ないならおまけがついていないものを選ぶなどはすぐに実践できます。