●新たな刺激が得られる

日本酒の会
※写真はイメージです
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50年以上生きていると、意識しないと自分の世界は変わりません。いつも同じような場所で同じような人とのつき合いになります。それでは、新しい出会いのチャンスもありませんし、新しい価値観に触れることもないでしょう。それが老いの始まりだと思っています。

いろんな人と出会うと、自分が知っていることなんてほんの少しだと思い知らされます。圧倒的に世間知らずです。だからこそ、刺激をいっぱいもらえるのです。

自分では、相当いろんな日本酒を飲んでいるつもりでしたが、日本酒の会で出してもらうお酒がいまだに初めてのものが多いです。食事とのペアリングでお酒の味の感じ方が違ったり、温度によっても違います。

そういうことも、自分ひとりじゃ興味の範囲も広がらないし深みも増しません。自分じゃない視点があればこそ、知見を広げるられるのではないでしょうか。いつまでも成長できる自分でありたいですね。

●人とどんな会話をしたらいいのかわからない場合は…

とはいえ、新しい場所にひとりで行くのは勇気が必要。人となにを話していいのか分からない…。という人も多いのではないでしょうか。見ず知らずの人に、聞かれもしない自分の話はしにくいものです。

これは私の持論ですが「人は結局、自分のことにしか興味がない」そして「人はだれしも自分を認めてほしい」と思っています。そのため、「自分のことを分かってくれる人に好意を持つ」ものです。だから私も、初対面の人とは初めは聞き役に徹して相手に対して興味をもつようにしています。相手の話に共感すること。すると質問できることの1つや2つ見えてくるものです。それを質問すれば、気分よく答えてくれると思います。なにを話したらいいか分からない場合には、自分に意識を向けるのではなく、相手の「話を聞く」ことに意識を向けると肩の力が抜けてその場所を楽しめるでしょう。

50代後半にもなると、自分の時間は増えていくのになにをしたらいいか分からないと悩む人は少なくありません。また逆に、忙しすぎて自分の時間が取れないという人も多いです。どちらにしろ、どんどん確実に老いていきます。だからこそ自分らしいサードプレイスを見つけて、人生に張り合いをもっていこうと思います。

 

「誰かのために」を手放して生きる

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