家事分担が自然にできるように
すべての画像を見る(全7枚)今の時代、夫婦間での家事分担は当たり前。ですが、この家に引っ越してくる前は、夕食の配膳を当たり前のように筆者がしていました。夫とふたり暮らし。たいした手間ではありません。気にもしませんでした。
しかし、この間取りになってからは、自然と各自が配膳や食べたあとの片づけするのが習慣に。これは先に触れたように、キッチンとの距離感が、気持ち的に縮まった効果だと思います。
思いがけず、片づけの時短になりました。
また、夫は持ち帰った弁当箱を、帰宅後すぐにシンクへ出すように。こうして、名もなき家事がいくつか減ったのです。
来客の顔を見ながら準備と片づけができる
親兄弟がわが家に遊びに来たとき、おもてなしをしながら飲食の準備ができる。これも、今のレイアウトで気に入っている点です。
キッチンとリビング(兼ダイニング)が隣り合った間取りだと、キッチンに立ってカウンター越しに対面で話をしながら片づけもしやすいです。また、ゲストが手伝ってくれることさえあります。おかげで、みんなが帰宅するのと同時にキッチンがきれいに片づいていることも。
もし、キッチンとリビングが離れていると、ここまでスムーズにはいかないような気がします。
会話も途切れ途切れになるかも。あるいは、ゲストを残したままキッチンにたびたび向かうのも気が引けるので、片づけはあと回し…となったことでしょう。
距離が近いと、食べ物のにおいが気になることも
キッチンとリビング(兼ダイニング)が近いデメリットとしては、食事のにおいでしょうか。この悩みは、以前のレイアウトでも同様に感じていました(そもそも元LDKはコンパクトな空間なので)。
といっても、筆者は調理中に必ず換気扇を使うので、いつも気になるというわけではありません。
対策としては、しっかりとコンロ回りの掃除をしておくこと。とくに、来客があるような場合は、念入りに。加えて筆者は、写真のような電気式の脱臭機を利用することにしています。
以上、リビングとダイニングをひとつのスペースにまとめた効果について、語りました。一般的に、リビングとキッチンは、どちらの長い時間を過ごす場所です。部屋の使い方やレイアウトを工夫して、双方への「行ったり来たり」をスムーズにすると、意外なほど効率化ができます。