つけてよかったパントリーのドア
すべての画像を見る(全11枚)家を建てる際のコストカットの手法のひとつとして、ドアの数を減らすというのがあります。パントリーやクローゼットのドアをなくし、代わりにおしゃれなR垂れ壁(アーチ壁)にしている施工例を、SNSでよく見ます。
わが家でも、当初はおしゃれなR垂れ壁を採用しようと思いました。しかし、結局ドアをつけました。
理由は2つ。散らかってしまいがちなパントリーを隠すためと、子どものパントリーでのいたずらを防ぐためです。
結果的に、これは大正解でした。わが家では筆者がキッチンにいるときは、家事をスムーズにするためにドアはあけっ放しに。来客時など視線を気にするときは、ドアを閉めてごちゃごちゃしたパントリーを隠すことにしています。
このような使い方が、筆者の性格にとても合っているのです。ドアで隠せるので、パントリーでのものの置き方に、神経を使わないでいいのがうれしい!
子どもによるパントリー内への侵入を防ぐのにも効果が。わが家は、リビングとキッチンの間の侵入防止のベビーゲートを設けています。じつはそれを閉め忘れることがまれにありますが、パントリーのドアのおかげで、侵入を防げるのです。
十分な収納量のキッチンボードとカップボード
散らかって見えないための工夫としてもうひとつ。収納量を重視して、キッチンのレイアウトを決めました。
たとえば、キッチンの壁づけの収納回り。カップボードの上段(つり戸棚)をなしにするスタイルは、スタイリッシュでひかれましたが、見送っています。
つり戸棚があって、隠してしまう収納スペースに加えて、ちょっとディスプレーのようなカウンターのあるタイプを採用。おかげで、食器集めが趣味の筆者のアイテムをすべてしまっても、あまるくらいの収納量があります。大満足です。
壁づけの収納スペースは、ダイニングやリビングから見えやすい部分。しっかり収納量を確保して、隠せるようにしたので、「ごちゃごちゃ見えない」「収納場所がないものによる散らかりを防ぐ」ことができました。
1年半住んでみて、今のところ、散らかって見えないキッチンづくりは成功したと思います。もしかしたら、子育てが落ち着いたり、仕事を辞めたりしたときに、「もっとスタイル重視したキッチンにしたほうがよかった」と思う日が来るかも。しかしとりあえず、今のキッチンが筆者には合っています。