●段ボールを活用したセットを使用する番組も
NHKの本社でこんな展示を見つけました。「環境にやさしいセット素材」の説明が詳しく書かれていました。
すべての画像を見る(全9枚)昨年9月に放送されたNHKと民放5局が連動した環境特別番組「 1.5 ℃の約束 いますぐ動こう、気温上昇を止めるために」のセットにも、廃棄衣料や古紙、廃プラスチックからつくられた再生素材ボードが使われ、梁(はり)は板段ボールでした。
なにより感動したのは、いちばん奥にあるカーテンは紅白歌合戦の際に使用したものだとか! 私まで、紅白歌合戦に出たようなワクワク感を味わいました。
●電気は省エネ、「カンペ」はペーパーレス表示に
続いて、電力。
これは、各社対応していると思いますが、フジテレビもスタジオ照明をLEDに変えたり、マイクの電池を一部充電式のものにしたりと環境負荷を減らしています。
そして、紙。テレビ番組制作においては台本や資料など大量の紙を使用していました。
それも変わってきて、番組台本のタブレット化や、出演者に指示を出すカンペを紙ではなくモニター表示に変えたりと、ペーパーレス化が進んでいます。
●食事、飲み物での変化…魚のお弁当がエコな理由
プラスチック削減のため、スタッフや出演者 の飲み物は、ペットボトル のお茶や水をやめて紙パックのものにしたり、ガラスのコップに水を入れたり。
お弁当もお肉でなく、魚にすることで環境負荷を減らせます。なぜ? と思われるかもしれませんが、以前このコラムのミートフリーの回で書いたように、大量の穀物を必要とする畜産は、広大な農地を使用するため森林破壊や生態系破壊などの原因になっています。
また、移動の際は車やタクシーの代わりに公共交通機関を使えば、環境にも優しい上に、コスト削減にもなります。
テレビ局がやっている環境への配慮はまだまだたくさんあります。もちろんこれでCO2排出量をゼロにすることはできませんが、少しでも環境に優しい番組づくりができないかと日々考えています。
・ゴミを減らす
・リサイクルを心がける
・電気をLEDに変えたり、節電する
・紙を減らす
・プラスチックを減らす
・肉食を減らす
・公共交通機関を使う
これらは、どれをとってもみなさんが普段の生活でできることです。
ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう!
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