家計費とおこづかいはあえて分けずにひとつの財布に一元化
すべての画像を見る(全11枚)ひとつの財布に節約の工夫をつめ込んで、自分のペースで貯金1000万円を達成した本木奈緒子(仮名)さん。
財布を費目などで分けず、ひとつにすることで家計管理を簡略化しています。
「細かく予算を決めるとストレスになって使いすぎるので、先取り貯金以外は予算立てをせず、ざっくり管理。トータルで出費をチェックしやすい今の財布のかたちになりました。月ごとのアップダウンがあっても、年80~100万円貯められればOKと、ゆるく考えています」
そんな本木さんが愛用しているのが、キャスキッドソンの二つ折り財布。カードポケットが階段状になっていて、ひと目でカードが見渡せる点が購入の決め手に。
財布の中に詰まっている“貯まる仕組み”を紹介します。
【本木奈緒子さん(仮名・45歳)のプロフィール】
・家族構成/夫(43歳)、長男(17歳)、長女(15歳)の4人家族
・世帯年収/620万円
・現在の貯金額/1050万円
・最高貯金額/1050万円
・達成までの期間/18年
●小銭入れには割引クーポンも
仕切りで分かれた小銭入れは、片方をクーポンの収納場所に。
「JAFの会報誌についてくるドラッグストアのクーポンなどを切り抜いて入れています」
財布が膨らまないように、クーポンは必ず使うものだけを厳選します。
●金券、図書カードは優先的に使う
モニターでもらう金券や図書カードは、カードポケットの裏側の収納が定位置。
「財布の中で迷子にならず、必要なときにすぐに取り出せるようにしています」
優先的に使うので、家計費からの支出が減って貯金に結びつく仕組みです。
●費目は細かく分けず年間のバランスで考える
家計費もこづかいも、全部まとめてこの財布で管理。
「あちこちからお金やカードを出して使うより、シンプルで簡単。買い物をしたら店名と金額だけ家計簿につけ、月の収支、年間収支を出して、貯金額とともにチェックします」
●ポイントカードは専用ポーチに入れ、財布の中には3枚だけに
財布に入っているポイントカードは、よく行くスーパー、ドラッグストア、Tポイントだけ。
「ほかのカードはポーチに入れ、中の仕切りで食品系、ファッション系に分けています。持ちすぎないよう、年に1回は枚数を見直しします」
●クレジットカードは用途ごとに2枚を使い分け
楽天、無印良品のカードを使用。
「ほぼ楽天カードを使い、年間で1~2万ポイントをゲット。無印良品のカードは使用頻度が低くても、有効期限が無期限の『永久不滅ポイント』が貯まり、気づくとかなりのポイントになります」
たかが財布とあなどってはいけません。お金を管理する大切なアイテムですから、どんな財布を選ぶか、どうやって使うかが、家計管理を大きく左右するようです。