寒さに弱い多肉は春~秋が寄せ植えの最適シーズン。今回は、初心者におすすめの寄せ植えの方法を、園芸デザイナー・三上真史さんに教えてもらいました。表面を固める土を使い、鉢の底に穴があいていない器でも、多肉植物が根腐れしません!
多肉植物の寄せ植えは好きな器で手軽につくれる
すべての画像を見る(全19枚)葉や茎に水分を含み、ぷっくりとした姿がかわいい多肉植物。
「通常は底に穴があいた鉢で育てますが、専用の土を使えば、どんな器でも寄せ植えできます。インテリアに合わせた器でぜひ」
インスタでも大ブーム! 多肉植物やビカクシダを飾って楽しんでいる投稿です。
多肉植物の寄せ植えをつくろう
寄せ植え用の器
固まる土を使うので、ブリキ缶やココット皿など家にある底に穴がないものを自由に選んでよい。
多肉植物用の土
寄せ植えのベースに使う多肉植物用の土。水はけがよく、根腐れを防げる。
・多肉植物&ミニ観葉の土 1リットル385円(花ごころ)
固まる土「ネルソル」
多肉植物寄せ植え用の特殊な土。粘着成分で固まるから、土がこぼれることなく水きりができる。
・ネルソル 1リットル 660円(吉坂包装)
多肉植物の苗(3~6個)
「春秋型」の苗が初心者向き。成長期が同じ品種で寄せ植えると失敗が少ない。各100~1000円程度。
●多肉植物の選び方ポイント
多肉植物を「木・花・芝」に見立てて分けて選びましょう。
高さを出す「木」
茎が伸びやすく、高さのあるものを加えると立体感が出ます。今回はオーロラ(右)と宝珠(左)を使用。
中心になる「花」
バラの花のような「ロゼット型」が人気。今回はエケベリア属アンジェラ(右)とケラリアン(左)を使用。
ボリュームを出す「芝」
セダム属を代表する、小さな草のような種類。異なる色味、質感、形を寄せ植えるとおしゃれ感がアップ。