フランス料理のシェフから家政婦に転身し、気軽でおいしい家庭料理レシピが大人気のタサン志麻さん。

そんな志麻さんのレシピには、いつもの料理が簡単においしくなる工夫が満載! この連載では、日々の料理を楽しむために「志麻さんが本当に伝えたいこと」をレシピと一緒に伝授します。今回のレッスンテーマは「鶏ハム」です。

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志麻さんのしっとりおいしい「梅ジソ鶏ハム」

「鶏ハム」をしっとりおいしくつくるコツ
「鶏ハム」をしっとりおいしくつくるコツ
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ヘルシーでボリュームもある「鶏ハム」。志麻さんに、パサつきがちな鶏ハムをしっとりおいしくつくるコツを教えてもらいました。

<ポイント1>パサつきやすい食材は、粗熱がとれるまで待つ

加熱後すぐにラップを外すと、温度差で水分が一気に飛んでしまうので、触れる程度に冷めるまで放っておきます。食材から出た水分はラップに守られることで、外に蒸発することなくじわじわと戻っていくのです。

とくに脂分の少ない鶏胸肉などは、仕上がりに大きな差が出ます。くれぐれも、アツアツの状態でラップを外さないでくださいね。

 

<ポイント2>フォークで穴をあけ、味をしみ込みやすく

フォーク

鶏肉は厚い部分に包丁で切り目を入れ、薄い部分に合わせてひらきます。肉の片面全体にフォークを刺して軽く塩、コショウをふり、砂糖もふって全体をもみます。砂糖をふると、肉がやわらかく味わい深くなりますよ。

 

<ポイント3>巻くときは厚さが均一になるように

厚さ

肉のはみ出た部分を内側に折り込み、長方形に近い形にしてから巻いていくと厚さが均一になります。

巻く

ひと巻きごとに肉をぎゅっと手元に引き寄せながら、肉に空気が入らないようにラップで巻くのもポイント。

 

<ポイント4>ゆでるときは、ボウルを重しにする

ゆで

ゆでるときは、ボウルを重しにすると肉が浮いてきません。冷ますときも、ボウルはのせたままにしましょう。