●3:思い入れが少ない場所から片づける
すべての画像を見る(全6枚)廊下に置かれた段ボール箱や古新聞は、つまづく危険大です。とくにトイレまでの導線は要注意! 夜間にトイレに行こうとしてつまずき、骨折という話はよくあります。
廊下に出ているものは置き場所がなくてなんとなく置いてしまったという代物が多く、中身に思い入れがないなら片づけやすいはず。古新聞や雑誌、消費期限の切れた食材、雑貨などが無造作に置かれていることが多いのではないでしょうか。
ダンボール箱の中身を確認したり、古新聞をリサイクルに出すのは少し重労働ですが、廊下を安全に歩けるようにできれば事故予防になり、お互い安心できます。
●片づけが無理なら、コミュニケーションするだけでもいい
50代、自分の生活だけでも忙しいのに実家の片づけに多くの時間はかけられません。1か所片づけや、小掃除程度の気楽さでコツコツと危険な場所を減らしていくだけでも、事故リスクを下げられます。
片づけに拒否反応が強くて、それさえも無理なら「これいいね! ちょうだい」と譲り受けることを繰り返し、地道に不用品を減らしていくのも手かもしれません。私はこの方法で親から便利グッズや不要な家具類を手放してもらいました。
片づけを強いるのではなく、まずは親と良好な関係をつくること。親の性格や相性など、個々に違うのでいろんなやり方があるはずです。親の生活が快適になるように困りごとや不用品などを聞き出し、片づけにつながる行動に移すことで、抵抗少なく実家の片づけが進むきっかけになるのではないでしょうか。