●3.紙類の処理の先延ばし
すべての画像を見る(全3枚)家の中でいちばん散らかるのは紙ゴミではないでしょうか? 心身共に余裕がなく、まったく片づけができないときも、紙だけはきっちり始末をつけてください。
そのへんに紙が山になっていると、大事な紙がどうでもいい紙にまぎれてしまい、あとで、余計な行動をすることになり、ますます余裕がなくなって部屋が散らかります。
その日家に入った紙を、下駄箱やテーブルの上にとりあえず置いてしまうのはやめましょう。
紙ゴミを増やさないために、受け取る必要のない郵便物やカタログは積極的に止めてください。銀行やクレジットカードの明細、習い事関係のお知らせ、会報など、デジタルデータがあるものは、すべてオンラインで確認します。
さらに、自分なりに紙をためないシステムをつくってください。届いた郵便物を入れるカゴやトレイを用意して、毎週日曜日には中身を確認し、不要なものは捨て、必要なものはファイルするなど。
私は、「ジャンクメールお断り」のステッカーを郵便受けに貼っているので、DMは届きません。チラシが郵便受けに入っていたら、裏が白紙のものはメモ紙としてすぐに使い、そうでないものは、キッチンにあるリサイクルゴミ用のゴミ箱に即捨てします。チラシを発見してから3分以内には処理が終わっています。
以上、部屋を散らかさないコツを紹介しました。ものを間に合わせの場所に置かないことを意識するのも重要です。たとえば、外出から戻ったら、着ていたジャケットは、床や椅子、家具の上など、中間地点に置くのではなく、フックやハンガーなど決められた場所(最終地点)に一度で戻してください。
スケジュールに余裕を持たせることも役立ちます。朝、ギリギリまで寝ていて、出勤前にバタバタしていたら、そのへんに出したものをしまう余裕がありませんから。
以前、こんな記事も書いているので、合わせて参考にしてください。
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