●5.買った本を最後まで読む必要はない

手放す
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大量の未読本をキープしている人は、「買った本は最後まできっちり読まなければ」と無意識に思っているのかもしれません。でもそんなことはありません。途中まで読んで、放置していた本や、まったく読んでいない本を手放しても大丈夫なのです。

読み始めてみたら、思っていたのと違ったとか、趣味じゃない、興味が変わったといった理由で最後まで読めないときは多々あります。この場合、無理に最後まで読むより、途中でやめるほうが自分のためです。

私は、本もドラマも最初から最後まで順番にきっちり見たいと思うほうですが、こういう思考は無駄にものを増やすだけだと気づきました。

もっと自由に読書を楽しみましょう。

●6.所有している本が自分の価値を決めるわけではない

読書する女性

「蔵書が貧弱な人は教養がない人」という意識があると、教養人が読みそうな本を書棚に並べておくことが重要になるかもしれません。ディズニーアニメの『美女と野獣』に出てきたような、本がたくさんある部屋にあこがれる人もいるでしょう。

でも、自分の価値は、持っている本や、読んだ本では決まりません。人間の本質は読書量や、蔵書の規模とは関係ないと考えてください。そうすれば、読まない本を大量に所有しなくてすみます。

●7.本は読まないと価値を引き出せない

最後に、本は読むためのものであることを思い出してください。読まずに持っているだけでは、あまり意味がありません。

もちろん、先に書いたように、本を収集することや、「自分は教養人なのよ~」というアピールをすることが目的なら、本棚にびっしり並べておくべきでしょう。ですが、あなたのゴールが読書なら、書棚からあふれそうなほどある本は、そのゴールに到達する邪魔をします。

どんなものも、たくさん持っていると管理が大変ですが、本も同じです。しかも、本は虫やカビを引き寄せます。読書を楽しむためには、余計な本は捨てたほうがいいのです。

以上、本を手放しやすくなる考え方を紹介しました。今私は、ほとんど電子書籍で読んでいるので、昔のように本に生活空間を奪われることがなくなりました。本が増えて困っている人は、電子書籍の利用も検討するといいでしょう。

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