ロボット掃除機がすべての部屋に行ける

ロボット掃除機
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平屋とロボット掃除機の相性は抜群です。平屋でフルフラットだと、ロボット掃除機で一気に掃除することができます。

筆者はマイホームを手に入れることに夢をふくらませていた頃、「部屋が広くなるのはいいけど、毎日掃除機をかけるのは正直面倒くさいかも」と思っていました。しかし結果的に、これは杞憂でした。

わが家の場合、すべてのドアを開放しておけば、ロボット掃除機が、全部屋をまんべんなく掃除してくれます。

もちろん、これを実現するために、間取りを工夫しました。

たとえばわが家には、LDKに隣接して和室スペースがあります。ここの設計は、はやりの小上がりを採用せず、フラットにつなげることにしました。玄関以外は、どの部屋も段差がまったくありません。

これがもし、2階建てだったら…。掃除ロボットの使用は1階だけにして、階段と2階は掃除機をたずさえて自分で掃除…と手間をかけていたと思います。

 

平屋でもプライバシーは保てる

個室への入り口

最後に、よく耳にする、平屋のプライバシーにまつわる心配について、わが家のケースをお話します。

「平屋では、あまりプライバシーがないんじゃないか?」という意見もあるようです。しかし、間取りの工夫次第で、ある程度プライバシーは確保できると思います。

 

リビング・ダイニング・キッチン・畳コーナーが「田」の字に並ぶ筆者の家の間取り

たとえばわが家では、リビングとトイレの間に、玄関ホールをはさむ間取りを採用しました。玄関ホールが緩衝地帯となって、トイレの音はリビングにほぼ届きません。

また、パブリック空間とプライベート空間を、メリハリをつけて割り振りした間取りにしてあります。間取り図でいえば、寝室や個室のようなプライベート空間は、固めて左側に配置。LDKのようなパブリック空間と分離していることがわかると思います。こうすることで、生活音などが気になりにくくなります。

結論としては、わが家の場合、家族の気配を感じつつ、平屋でも十分プライバシーは保てているようです。

以上、平屋にしてよかったことをご紹介しました。

1年半住んでみて、本当に平屋を気に入っています。平屋か2階建てか迷っている方の参考になれば幸いです。

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