間取り(リノベーション前後)
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リノベーション後
リビングダイニングを中心とした配置はそのままに、和室だった場所をキッチンに、キッチンのあった場所をウォークインクローゼットに変更。広かった玄関ホールは、サニタリーとつなげて回遊性を持たせたことで、使い勝手のいい動線が生まれました。
いちばんの希望は家具が主役になる広いリビング
いちばんの希望は、個室は小さく、リビングを広くすること。また、家具に関わる仕事をしている夫は、これまで集めてきた家具を家の主役にしたい、ということも希望しました。
床材は夫妻でかなり議論を重ねた末に、木目がきれいなヨーロピアンオークの無垢フローリングに。「これくらいいい木じゃないと家具に負けちゃうので、いい選択だと思います」とは設計者の碧山さん。
「子どもたちはいずれ巣立っていくから、可変性のある間取りにしたい」とも。それらのリクエストに対して碧山さんが提案したのは、リビングダイニングと玄関ホールの間に設けたユーティリティを中心にぐるりと回遊でき、2つの動線がある快適な間取りです。
窓越しに家族の気配が感じられるユーティリティスペースは、夫婦ともに大のお気に入りの場所。白と木で統一された空間の中で、くすみブルーの壁がほどよいアクセントになっています。
洗濯機置き場の向かいにウォークインクローゼットを配置したり、キッチンに大型の収納を設けたりと、家事のしやすさもしっかりと考えられています。また、可変性を持たせるため、造作家具は極力減らしました。結果、最初に碧山さんから提案されたプランどおりに。
リビングに面した洋室は、普段から引き戸を開け放して子どもたちの遊び場にしています。散らかしても、扉を閉めるだけで隠せるので便利。将来は二男の子ども部屋として使う予定だとか。
「オープンだけどプライバシーも守られていて、ムダなスペースがない。本当に暮らしやすいです」と夫妻は満足そうに話してくれました。