夫が亡くなって一人になった時の備え

女性
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会社員の夫が亡くなり、妻の収入が激減してしまったときの防貧対策として、生命保険などで備えておくのが賢明です。

●「夫の死後」に備えてお金をつくる算段を

「500万円ほど妻に入るようにしておけば助けになるでしょう。夫が平均寿命(81歳)で他界、そのとき妻が79歳だとすると、平均寿命(88歳)まではあと9年あります。単純計算しても、500万円÷108か月(9年間)=4万6296円。約10万円の年金収入に月々およそ4万6000円がプラスされれば安心ですよね」

もちろん、保険以外の備え方も考えられます。妻も子育てが落ち着いたら働き始め、できるだけ長く収入が得られるようにキャリアを磨く。年金の受け取りを少しでも遅らせて、もらえる金額を増やしておくなども有効です。

●年金生活の予行演習をしておく

実際にいくら年金がもらえそうなのか、そろそろはっきりし始めるのが50代。そこで「年金の範囲での生活がどんな感じになるのか、やってみましょう」と黒田さんはすすめます。

「支出を細かく見直し、どこまでなら削っても耐えられそうなのか。計算するだけでなく、実際にやってみるのがポイントです。食費はいくら以内、と数字を決めて本当にできるかどうか。暮らしの中でどこにお金をかけたいか、優先順位も家庭ごとに違うはず。それに、少しずつダウンサイジングした暮らしに自分を慣らしていくトレーニングにもなります。少しでも余裕のある50代のうちに予行演習して調整しておけば、老後までに無理のない小さな暮らし方が見つかると思います」

 

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