児童手当は生活費とは別口座へ!それだけで約200万円確保できる

ここまでで、教育費がおおよそいくらぐらいかかるのか、また国の支援制度などをご紹介しました。とはいえ、お子さんが小さいうちは進路はわからないかと思いますし、全額備える必要はありません。

うちの子はいくら必要なのかな? と考えて、準備をしていきましょう。

●確実に貯めるための手順

・まずは、いつ、いくらお金が必要になりそうなのかを把握する

・次に、いつまでにいくら備えておくのか目標を決める(高3までに、受験費用や大学の初年度に支払う入学金、授業料のために400万円貯めよう! など)

・児童手当を生活費とは別口座へ移し、たりない金額を先取り貯蓄で準備する

確実に貯めるには、この順でやるだけです。じつは児童手当だけでも合計で約200万円貯めることができますので、目標金額が400万円だとすると残りの200万円を積立預金や財形貯蓄、貯蓄性の保険など先取り貯蓄で月々貯めていくと、計画的に準備することができます。

 

●貯金と教育費を抑える工夫の両方を大事に

最後に、貯めることと同時にしていただきたいことは、教育費を抑える工夫です。今回ご紹介した国の支援制度は、今後も変更になる可能性はあります。つまり、公的な支援制度やその他もらえる奨学金などの情報収集を続けることは、とても大切です。

そして、収入が多いご家庭でも医療費控除やiDeCo(確定拠出年金)などの節税することで制度の対象となることもあります。計画的な貯金、そして制度も上手に活用し、お子さんの望む進路に行かせてあげたいですね。