日本でも知られるようになった、クリスマスまでのカウントダウンを楽しむ「アドベントカレンダー」。
「イギリスでは、チョコレートが入ったお決まりのものからキャンドルやクッションにいたるまで、じつにいろいろなアイテムがあるんです」と話すのは、イギリス在住のライター、ボッティング大田朋子さん。
ユニークなアドベントカレンダーを紹介してもらいました。
イギリスのクリスマス。アドベントカレンダーが盛り上がっています!
「アドベント」とはイエス・キリストの降誕を待ち望む期間で、クリスマスまでの4週間を差します。
そしてサンタさんが来る日までをカウントダウンしていく「アドベントカレンダー」は、12月1日から毎日1つずつ窓をあけていき、すべての窓をあけ終えた24日の夜にサンタさんがやってくるという仕かけ。
わが家のアドベントカレンダーは、24の小箱がはめ込まれており、そこにチョコレートや小物を入れるタイプ。
お菓子の代わりに「なぞなぞ」を書いた紙を入れて、それを解いて盛り上がっています。
この時期にはスーパーやオモチャ屋さん、文房具屋さんなどでも、たくさんの種類のアドベントカレンダーが売られています。
毎日イラストを切ってはめていくと、最後に大きな絵ができ上がる、というものも。
『ウォーリーをさがせ』のアドベントカレンダーは、チョコレートが入っている窓の裏側に「〇〇〇を探せ(たとえば、「鍵を探せ」など」というお題が書いてあって、そのアイテムを探す楽しみが!
イギリスの冬は暗く、起きるのがしんどいですが、アドベントカレンダーは子どもたちにとって「朝起きる楽しみ」になっています。
夕方からはアドベントキャンドルを灯すのも、イギリスのクリスマスの習慣です。
アドベントキャンドルには日にちが記してあって、毎日その日の日付が消えるまでキャンドルを灯します。日照時間が短いこの時期は、灯りがあるだけであたたかい気持ちになるので、うちでも毎年重宝しています。
さらに、クッションやドアストッパーになっているアドベントカレンダーもあります。
やりたいと思いながら私はまだ実行できていませんが、トイレットペーパーの芯や小袋を使った、手づくりのアドベントカレンダーにも挑戦してみたいところ。
気持ちが盛り上がるアイテムを上手に取り入れながら、すてきな冬にしたいものです。
皆さまにとっても素敵なクリスマスシーズンでありますように!