家族で何年、何十年と暮らしていると、いつの間にかものが増えていきます。ものが増えるとゴチャつくし、お手入れも大変。今回は、キッチンのものを減らすため、「意外となくても大丈夫だったもの」について考えてみます。「65点の暮らし方」について発信している一級建築士、整理収納アドバイザーのハギヤマジュンコさんが教えてくれました。
すべての画像を見る(全4枚)キッチンで「なくても意外と大丈夫だった」もの3つ
私たちの暮らしの中には、「あって当たり前」がデフォルトになっていて、なんとなくなじんでいるものが意外とたくさんあるように思います。
でも一度立ち止まって「これ本当に必要?」と疑ってみませんか。
家族全員に収集癖があってものが多いわが家。すっきり暮らすために思いきってなくしてみると、意外と大丈夫だったものを3つ紹介します。
●1:マット類はなくして、チャチャッと床掃除した方がラクだった
わが家には、
・玄関マット
・トイレマット
・キッチンマット
と言われる、いわゆるマット類がありません(お風呂マットだけが例外です)。
マットを避けて掃除をするのを面倒に感じたり、マット自体の手入れが面倒に感じるというのが、マットをなくしたいちばんの理由です。
なくしてみて思ったのは、とくにあってもなくても変わりがないという事実。
キッチンマットは、油物をした時や水はねが気になったその時々に、チャチャッと床掃除をしたほうがラク。
玄関マットは、風水的には敷いた方がよいと聞きましたが、それもきちんとお手入れされていてこそ!
トイレマットは、その他のものと一緒に洗濯機に入れるのは抵抗があり、お手入れをマメにできなかった過去があり…。それぞれに、ない方が私にはベストだと考えた結果です。
ちなみにお風呂マットも一度は撤去してみましたが、子どもがまだ小学生のわが家にはあった方がよいということで、復活した過去があります。
●2:キッチンの三角コーナーはいらない。排水口のゴミ受けは食洗機へ
わが家には三角コーナーがありません。ついでに、キッチンのゴミ受けのフタもありません。
キッチンで出る生ゴミは水気をきったら、食材を包んでいるビニール袋をシンクに置いて入れてしまいます。袋がいっぱいになると、口を閉めてゴミ箱に。
三角コーナーを使って生ゴミを受ける必要を私は感じなかったし、三角コーナー自体のお手入れが面倒なので、結婚してから1度も置いたことがありません。
排水口のゴミ受けのフタも手入れが面倒で処分。ゴミ受けに溜まっているゴミを捨てたら、ゴミ受け自体を食洗機に入れて食器と一緒に洗います。
ヌルヌルがたまると「汚い」と言う意識が出てしまいますが、都度洗うことで食器と同じ感覚です。