●子どもたちとマラソン練習。食べ過ぎ対策になるかも
5月にハーフマラソンの大会に出たときに、東京マラソンの抽選に申し込んでいたらなんと当選しました。マラソンが趣味とは言え、僕は中級レベルなのでもっと上達してから挑戦したかったのですが、今後の人生で機会があるかどうか。自力で申し込んでも抽選で外れることが多いそうで、せっかくのチャンスなので申し込みました。
夢の舞台、東京マラソン。みっともない成績で終わるわけにはいかず、しっかり練習して当日を迎える必要があります。
1月2日は雨が降っておらず、マラソンの練習のチャンスだと着替えて出かけることにしました。
「ぽんこちゃんもいきたーい!」
ぽん子ちゃんに見つかってしまいました。
「すぐ帰ってくるからお家で待っててよ」
「やだ。ぽんこちゃんもはしりにいきたーいー!」
こうなってしまうと収まりがつきません。お兄ちゃんもここ最近ずっと天気が悪くて外で遊んでいないので誘ってみたところ、珍しいことに行くと言います。3人で走りに行くことにしました。
子どものペースに合わせていると全然体が温まらず凍えるのでダウンのベストを着て、遠くまで走ると帰りが大変なので、うーちゃんが通う小学校まで行くことにしました。
しかしこれでぽん子ちゃんが走るのが大好きになってくれたら、おやつの食べすぎ問題の対策になります。
幼児にダイエットはよくないと言いますが、お菓子ばかり食べているのは問題です。クッキーやチョコなどではなく、サツマイモや糖質オフのシリアルバーなどを用意していてもそれを全部食べてそのうえお菓子を食べます。
おやつを制限しようものなら、大騒ぎになって手がつけられません。なので運動でとりすぎのカロリーを消費してもらえればいちばんです。
ところがわずか数百メートルの小学校までゆっくり走っても、疲れただの足が痛いだのと言ってすぐ休もうとします。僕は体が寒くなるので体を動かしていたい。
「ほら、もうちょっとだよ。すぐ着くから。あそこだよ。見えてるでしょ」
何度も何度もそう言ってようやく小学校に着きました。ぽん子ちゃんとお兄ちゃんが、ジャングルジムに上ったり下りたり、平行棒を渡ったりして遊んでいる間、僕はじっとしていると寒いのでグラウンドをぐるぐる走っていました。
そうして子どもたちの気がすむまで遊んで、その間に数えていたらグラウンドを20周、4km走っていました。
●正月早々、いい走り始めとなりました
帰りは、家まで走ることにしました。このときもぽん子ちゃんはすぐに休もうとしていて、家に到着して僕が一人で走りに行こうとするともう、一緒に走りたいとは言いませんでした。
この日は15km走るつもりだったのだけれど、グラウンドで4km走っていたので、いつものコースに上乗せして合計21km。一人ハーフマラソンを正月早々走ることができて、子どもと一緒に走ることもできたし、いい走り始めとなりました。
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