5.費用が跳ね上がるオプションは極力少なく
すべての画像を見る(全9枚)ローコスト住宅は、大量仕入れで価格を抑えています。そのため、イレギュラーなオプション品を入れたり、余計な工事が必要となる間取りにしたりすると、グンとオプション費用がかさみます。
加えて、筆者宅は木造の在来工法のため、間取りも多少の制限があります。そのため、リビングを広くする際にも、オプションが生じない範囲で間取りづくりをしました。掃き出し窓をリビングに2つつけて開放感を出したいと考えましたが、窓を大きくすることで部屋が寒くなることと、窓の費用がかさむことを考えやめました。
また、筆者の依頼先であるハウスメーカーでは、1部屋にコンセント2個、窓2つ、など独自のルールがありました。そのため、ルール内のプランにすることで出費を抑えました。
とはいえ、オプションをまったく取り入れなかったわけではありません。
断熱性能と光熱費削減を重視した筆者は、トリプルガラス窓と太陽光発電は積極的に採用しました。どちらもキャンペーン価格だったことも、導入のあと押しになりました。窓は結露が出にくく断熱性が高く満足していますし、太陽光発電は毎日の電気代削減に大きく貢献してくれています。
それ以外に採用した数少ないオプションでは、浴室ドアを折れ戸から引き戸に変更したこととホスクリーンがあります。
浴室ドアは、以前住んでいた家の浴室の折れ戸の掃除のしにくさにうんざりしていたので、引き戸の掃除のしやすさに感動。変更して正解だったと思っています。
しかし、ホスクリーンはハウスメーカーにつけてもらわなくてもよかったかなと感じました。建築中に一緒に設置してもらったのはよかったですが、商品自体は自分でもっと安く購入して、設置だけお願いする方法もあったなと少し後悔しています。
こだわるポイントを明確にして予算内の家づくりを
わが家はかなえたいポイントを絞っていくことで、コストを抑えつつ望みの家を手に入れることができました。
ちなみに、ベランダに関しては、かなえたいポイントとして、最初の提案よりだいぶ広く取りました。商品の企画の面積ではその分、部屋を少し小さくしなければいけませんでしたが、満足はしています。
予算内での家づくりは、詰め込みすぎず、こだわるポイントを明確にすることだと思います。一生に何度もない家づくり、予算組みは大事です。また、住宅ローンは長く続きます。住み始めてから変更可能なものもありますので、「新築ハイ」にならないよう気をつけながら、家づくりをするといいと思います。