意識して3つの能力を発揮できる「3種混合家事」のススメ

今回は、予定のない日に3つの能力を自動発揮しやすい時間術「3種混合家事」を紹介します。

3種混合家事
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3種混合家事とは、どういうことかというと、家事をするときに、家事を3種類ずつ混ぜ合わせること。「静×動」「義務×楽しい」「場所3種」という3つのヒントを使うと、簡単にできます。

この方法を使うと「3種類の家事が終わるまで」が〆切になります。やることが決まっているので迷わずスピーディーに動けますし、違う性質のものを組み合わせることで、飽きずに集中力が続きますよ。

●組み合わせ(1) 静×動の家事

ひとつめのヒントは「静×動」です。

静と動

「静」は座ってする作業のこと。たとえば家計簿、レシート整理、書類整理、書類書き、献立決め、わからないことを調べる、ネットショッピング、買い物メモづくりなどです。家事というよりも、雑務に近い作業が多いですね。

「動」は立ってする作業です。料理・掃除・片づけ・洗濯といった一般的な家事のイメージを持つものです。

なにかを始める前に、この2つが必ず入るように、3つの家事を決めてから動きます。

2つの動

座ってする作業は頭を使うものが多く、立ってする作業はやり方さえわかっていれば無心で動けるものがほとんどです。これを交互に行なうことで、頭を休めながら家事が捗ります。

●組み合わせ(2) 義務×楽しいの家事

義務とラク

2つめのヒントは、「やるべきこと・やらないと困ること(義務)」と「ごほうび(楽)」を組み合わせる方法です。「ついで作業」の手軽さを生かしています。

たとえば、お菓子づくりをごほうびに設定し、キッチンでするべき家事を2つ終わらせるようなイメージです。

義務2つ

この「ごほうび」がほったらかしにできる時間がかかるタイプのものであれば、最初に持ってくるのもおすすめです。

私は海外の家事系インスタグラムが好きでよく見ています。一日にやったことを短い動画でまとめているものを見ていてなるほどと思ったことがあります。それは、最初にケーキづくりなど時間のかかることからはじめて、それから片づけや掃除などをすませるもの。すると、掃除が終わるころにはケーキが焼けていてごほうびになります。

1つのご褒美

私にとってお菓子づくりというのは、きちんときれいにしたキッチンでやるものというイメージがあったのですが、この順番はとても合理的ですよね。

ここではすべて「家のこと」で組み合わせてみました。

もちろん、「楽」をふつうの趣味に変えても大丈夫です! たとえば「DVDを観る」「読書」「スマホゲーム」「ハンドメイド」などなど。

●組み合わせ(3) 同じ場所の家事

3つめのヒントは場所です。

場所

同じ場所の家事を組み合わせると早く終わります。

でも、違う場所の家事を組み合わせるのもおすすめ。ほんの数十秒程度ですが、移動のために動くことでリフレッシュできるため、集中力が途切れにくくなります。

場所別家事

急いでいるときは同じ場所をまとめる、なんだかやる気が出ないというときは違う場所を組み合わせる、というようにその日の気分で試してみてくださいね。

なお、この方法は、「家」と「家以外の場所」に分けるのもおすすめです。

家と家以外の家事

「3種混合家事」は、「もっとたくさんのことをやりたい!」「時間をうまく使えないのがもったいない」と感じている人におすすめの方法です。〆切をつくり、3種類の異なる性質をかけ合わせることで、集中力とスピーディーな行動が叶いますよ。