●4.他人をコントロールしようとしない

考える女性
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他人の思考や行動はコントロールできないことを再確認してください。血を分けた子どもでも、自分とは違う他人です。子どもが自分の人生をどう生きていくかは、子どもが決めることであり、親はあくまで、手助けをする立場です。親のほうから、子どもの人生を仕切ってしまうのは、子どもの自主性をないがしろにすることであり、子どもにとってはとても迷惑なことです。だれだって、人に指図されるのは嫌ですよね?

子どもの生き方を尊重すれば、「子どもが自分の言うことをきかない」とか、「物事が思い通りにならない」という不満を抱え込むことはありません。コントロールできるのは、自分の思考と行動だけ。物事がうまくいかないときは、自分を変えるほうに意識を向けるべきです。

●5.気になることがあるなら話し合う

話し合い

1~4に書いたことを読んで、「確かに、筆子の言うことは頭ではわかる。でも私は感情がある人間だ。とてもこんなふうに割りきれない」と思う人も多いでしょう。そんなときは、自分の不安や思いを正直に子どもや家族に話して妥協点を見つけてください。

子どもと話し合ってみると、「まだまだ子どもだと思っていたけれど、意外にこの子はいろいろ考えているな」、と子どもの成長に気づけるかもしれません。家族や友人も、思ってもみなかったアドバイスをしてくれるでしょう。不安は抱え込まずアウトプットしましょう。

今回は、子離れするコツをお伝えしました。寂しさや不安を感じたときは、その気持ちを紙に書き出すのもおすすめです。書き出すと気持ちの整理ができるし、子どもとの関係が変わった新しい人生のよさにも気づきます。これからやってみたいこともどんどん思いつくでしょう。

 

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