クローゼット、物干しスペースも1階に欲しかった

使い勝手のよい収納にこだわりながらも、スペースの関係で実現できなかったのは、クローゼットと物干しスペースを、洗濯乾燥機のある1階に設けられなかったこと。

ちなみにわが家の間取りは以下:
1階 LDK、浴室、洗面&脱衣所
2階 主寝室、子ども部屋

 

物干しスペース
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わが家は、洗濯した外出着はハンガーで自然乾燥するため、物干しスペースが必要です。実際には2階室内の窓際に干していますが(住まいが北海道という地域柄、ベランダに干せる期間も短いので、ほぼ1年じゅう部屋干しなのです)、もしこのスペースが、洗濯乾燥機と一緒のスペースに確保できたなら…。今よりもっとスムーズな洗濯動線だったはずです。しかもそのスペースのすぐ側に、クローゼットがあれば、外出着の洗濯動線は最短になります。

なお、物干し場とクローゼットはセットで近くにないと、動線的にはメリットがありません。この2つをそろえるには、それなりの床面積が必要。残念ですが、広いLDKを実現したいわが家では、あきらめざるを得ませんでした。

家づくりの際に収納にこだわれば、片づけやすい家ができるでしょう。とはいえ、確保できるスペースには限りがあります。

実際筆者も、「こだわりとあきらめ」の間を行ったり来たり。片づけやすさと「片づけやすさ以外の気持ちよさ」のバランスを考えながら、間取りを検討していきました。この家を、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

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