●ショッピングモールや公園で疲れたママが狙われる

「上の子が赤ちゃんの頃、疲れきった顔でスーパーで買い物していたときのこと。優しそうなおばさんに『子育ての相談ができる集まりがある』と声をかけられました。ママ友からそういう風に宗教勧誘をされることがあると聞いていたので、かわすことができました。その後もショッピングモールや公園で同じような声かけをよくされます。子育てに疲れたママを狙っているのかな」(兵庫県・37歳)

子どもが生まれるまでは勧誘なんて受けたこともなかったのに、子連れだとやたら声をかけられてしまうようになったという人もいました。子育て中のママたちは、ターゲットにされやすい傾向があるようですね。

●ママたちを狙う高額セミナーの実態

セミナー
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「子育て中のママでも起業できるというセミナーに興味があり、出かけたことがあります。今思うと、参加者はお互いのセミナーに行き、お金をやり取りしている感じ。セミナーの代金も2時間で5000円と高く、そのうち30分は近所のカフェで買ってきたパンをみんなで食べながら雑談するようなものでした。まったく身にならなかったけれど、ほかの人はさらにステップアップしたセミナーも受けると言って10万円くらいする講座に申し込んでいてびっくり」(東京都・41歳)

インストラクターや講師などの民間資格を取ることで、ママでも起業できると謳った協会商法も、近年子育て中のママたちの間で問題になっています。仲間内だけで集合写真を撮り、SNSなどを通じた泥臭い営業をしながらお客さんとお金をぐるぐる回し合っているようなケースも。

商材がものから情報に変わってはいるものの、その構造はほとんどネズミ講と同じ場合があるので注意が必要です。

●デジタルタトゥーという新たなリスクの懸念も

デジタルタトゥー

時代に合わせて巧妙なアップデートを繰り返している怪しいビジネス。

SNSから声がかかるケースもあり、「親がネット上に顔を出すのは自己責任ですが、子どもの写真まで使ってしまうと、デジタルタトゥーとして残ってしまうので心配になる」という声も。SNSでの顔出しや住んでいる場所を知られそうな投稿内容にも注意が必要です。

リスク管理が「自己責任」とされる時代だからこそ、家族や子どもを守るために、怪しいビジネスや勧誘活動をしている人からは距離を置くのがいちばんです。