●母親の手術日に夫が向かった場所
夫の空気の読めない発言は日に日に悪化している気がしています。
私の母が大きな病院で手術をすることになった日。母と私を病院まで夫がクルマで送ってくれたのですが、そのまま付き添ってくれるのかと思いきや「俺はどっかファミレスでも行って待ってるわ～」と一言。ハマっているスマホゲームをしていたいという理由でした。
夫「俺が病室へ行ってもやることないしさ」
別に私と母を水入らずにしてあげたいという気遣いがあったわけでもないのです。この人には私のことも、そして私の母のことも心配する気持ちがないんだなと思いました。
しかし、10時間以上に及ぶ大手術。ファミレスでそんなに時間がつぶせるのかなと思ったのですが、妹に指摘されて以前車につけていたGPSを久しぶりに確認してみると、結局この日も愛人と会っていたことがわかりました。
妹からは「もうこの人と家族でいるの、無理じゃない？ 子どもももう大きくなったんだし、生活力をつけて離婚する道筋を立てなよ」と言われています。
●レスも浮気も現在進行形。妻が今、後悔していることとは？
結局今も夫と私の関係は変わっていません。
浮気発覚直後、せっかく愛人と別れさせたいと思ってホテルにまで行って証拠を押さえたのに、私に離婚する意思がないと知った夫は結局なにも反省しませんでした。
泣いている私に夫が謝ったあの夜、真剣に気持ちを入れ替えてやり直す気持ちがあったならば、こんなことにはなりませんよね。
「AならばB」というように、「“泣いている”ならば“謝ればいい”」という単純な夫の思考回路に沿った行動で、反省は一切なかったのだなと感じています。
あと、もう一つ後悔しているのは、なんとか関係を修復しようとセックスレス解消を焦ってしまったこと。一度ああいう形で失敗すると、もう取り返しがつかないほどの深い溝ができてしまいます。不倫の後、あわててあのような行動をとってしまった私のダメージはとても大きく、あれほど避けたいと思っていた離婚も、今では現実味を帯びてきました。
幸い、結婚前に親族から引き継いでいる資産があるので、別れても経済面で困ることはありません。それでも勇気と気力がなくて、なかなか行動できずにいます。やっぱり夫が好きだから、できれば別れない方法を探したい。自分の気持ちに折り合いがつくまでもうしばらく時間がかかりそうです。
今も悩ましい久美子さんの場合はこちらで完結です。次回は3／13、夫がうつ病に。もうセックスどころじゃない静香さんの場合をお送りします。
