●5.できない日が続いたらハードルを下げる
すべての画像を見る(全8枚)仕事や体調のせいで、できない日もあるかもしれません。なんの理由もないのに、なんとなくさぼってしまうこともあるでしょう。できない日が続いたら、そのままフェードアウトするのではなく、継続したい行動のハードルをぐーんと下げてください。
1日15分の片づけができないなら、1日3分にする、毎日ではなく週に1回にする、毎日30分のウォーキングができないなら、近所を一回りする、1日20回の腕立て伏せがきついなら、回数を減らすか、膝をついてする楽な腕立て伏せをする、など。
「こんなゆるい方法でいいのかしら」と思うかもしれませんが、なにもやらないよりずっとましです。完全にやめてしまうと、またやり始めるときに大きなエネルギーを要します。低空飛行でも続けていれば、余裕ができたときに、簡単に復調できます。
●6.くじけそうになったら初心を思い出す
つらくてくじけそうになったら初心を思い出してください。「私、なんのために片づけをしてるんだったっけ?」「どうして、ウォーキングを始めようとしたのかな?」こんなふうに自分に聞きましょう。
片づけや節約、運動は、自分がより幸せになるためにすることですが、やっているうちに、「とにかくたくさん捨てること」や「あれもこれも絶対買わないこと」など、手段が目標になってしまうことがあります。
すると苦しくなるので、いったん立ち止まって、究極のゴールを思い出してください。
●7.自分のやりたいことをする
日々、継続を目標にがんばっていることが、本当にやりたいことでないと続きません。部屋の片づけを例にあげると、「筆子がそうしろと言ったから」「なんとなくちまたで流行っているから」「子どもに、生前整理をしろと言われたから」なんていう受け身な理由から始めると、ちょっとした障害があったときに、簡単に挫折します。
たとえ1日15分でも、継続すれば、自分の人生の時間とエネルギーをたくさん投資することになります。心からやりたい、続けたいと思うことをやるようにしましょう。
以上、継続するコツを7つお伝えしました。私は今63歳ですが、50歳のときに始めたフランス語の独学も、毎朝のスロージョギングもずっと続けています。忙しいときは時間を減らして、負担になりすぎない形で続けてきました。毎日少しずつ自分の成長を確認できるのも、続けられている理由の1つだと思います。