ラクにやせられると話題のスクワットですが、なんとなく自分の感覚でこなしているという人はいませんか?
じつはあなたのスクワット、間違っているかも!
目からウロコの新常識や、筋肉のメカニズムを、スポーツトレーナーの坂詰真二さんに聞きました。
本当に正しいスクワットの方法
「毎日しないと効果がない」「とにかくたくさんの回数した方が効く」「イスなどの補助があるのはNG」…じつはこれらの風説はすべてウソ!
●筋肉は「超回復」で大きくなる! 週2、3回でOK
すべての画像を見る(全5枚)トレーニングによって負荷がかかった筋肉は、わずかに損傷し、疲労した状態に。すると、次に同じ負荷がかかっても疲労しないよう、48~72時間かけて、より大きな筋肉に再生します。このメカニズムが「超回復」。筋肉の再生のためにも、週2、3回が好ましいのです。
●10回を1セットとし、3セット分行う
筋肉は一度の運動では30%ほどの筋線維しか動きません。これは、力の出しすぎによるケガや、肉離れを防止するための制御機能が備わっているから。すべての筋線維を鍛えるために、30~90秒の休憩をはさみながら3セットに分けてトレーニングを行います。
●回数&速さ自慢は意味なし! ゆっくりと負荷をかける
トレーニングによって負荷がかかった筋肉は、わずかに損傷し、疲労した状態に。すると、次に同じ負荷がかかっても疲労しないよう、48~72時間かけて、より大きな筋肉に再生します。このメカニズムが「超回復」。筋肉の再生のためにも、週2、3回が好ましいのです。
高速なうえに、回数をこなすようなハードなスクワットは必ずしも好ましくありません。勢いや反動をつけず、ゆっくり動かす方が、筋肉を効率的に鍛えることができます。立ちあがる動作には1~2秒、腰を下ろす動作には2~3秒かけるのが理想のスピードです。
やっぱり間違ってた! 読者のスクワットをチェック!
「二女の出産を機に、やせにくくなった気が…。細身のデニムを履ける体型になりたいです」というESSE読者のTさん(38歳)に実際にスクワットをしてもらい、姿勢を坂詰さんがチェック。
するとさまざまな間違いが発覚しました。
●つま先が外側に向き過ぎている
つま先が開きすぎていて、膝と同じ方向を向いてません。双方の向く方向が異なると、膝や関節に負荷がかかり、痛めてしまう原因に。
●腰を落としすぎている
腰を落としすぎていて、速さや勢いで屈伸運動をしてしまっています。勢いや反動をつけると正しく負荷がかからないのでNG。
正しい姿勢や回数をおぼえて、効率的にスクワットしましょう。
※妊娠中やその可能性のある方、持病のある方は事前に医師と相談してください。また、試してみて痛みや不調があるときは、すぐに中断してください