ペットの柴犬の写真をツイッターに投稿し続け、その自然体のかわいさが人気となっている@inu_10kg。ESSEonlineでは、飼い主で写真家の北田瑞絵さんが、「犬」と家族の日々をつづっていきます。第52回は、日々犬によって発見された「いい感じの棒セレクション」で今年1年を振り返ります。
2022年を「いい感じの棒」で振り返ってみた
すべての画像を見る(全23枚)「inubot回覧板」年内最後の更新となりました。2022年も春夏秋冬を犬と過ごせて、いくつものいい感じの棒を見せてくれました。いい感じの棒について知らない方は第45回をご参照ください。今回は年の瀬らしく犬がゲットしてきた「いい感じの棒」を振り返る『いい感じの棒スペシャル2022ver』をお送りします!
いい感じの棒の写真が1年でどれだけ溜まったのかなとフォルダにまとめたら700枚にも及びました。1本を何枚も撮るからですが、我ながらずっと撮り続けて飽きないものだと思いつつ、だけど1日たりとも同じ犬・同じ棒ではないから飽きるわけがないんよね。どうかあなたにもおつき合いいただければ幸いです。
さぁ、まずいい感じの棒2022年の1本目は1月3日の朝の散歩! 私が投げた棒に向かって跳ねる犬はまるで初日の出のようなおめでたさがあります。後ろ足のポーズもきまっていてアクションスターさながらでは?
そして追いかけた棒をくわえては仁王立ちになって見せてくれる。
収穫を終えた柿の木は次の収穫に向けて冬に剪定を行う。落とした枝は集めて畑内で燃やすのだが、人間が枝を集めている傍らで犬もせかせかと懸命に棒を選定している。人は枝の剪定をし、犬は棒の選定。そしてガヴガヴと噛み、ビュン! と振り回している。
畑に行くと大物が落っこちていることがある。振り回せなくて噛み千切れない大物が…。くわえたものの「ン?」と停止しちゃう。
“棒”なのか…? という大きさですがいいのです、犬がくわえたら全部いい感じの棒なのです。
犬は口に余る棒をどうしようか思案して、手を出し始める。
何度見ても、頭がいい! と膝を打つのですが手を使って棒を支えるのです! 自分の頭で考えて、手足を使って工夫をして切り拓いていく犬が誇らしい。犬ってどんな環境にも適応しようとする。だからこそ感受性が強く賢明な子には、頭を使わないでいいようなわかりやすい愛情を注ぎたい。