なかなか減らせない服。上手な手放し方や、思い出の服を捨てずに活用するテクを、カウンセラー・エッセイストの若松美穂さんが教えてくれました。
50代の「服を捨てる」工夫。思い出の服はひと工夫して収納グッズに
今回は服を減らすことを目的に、わが家で行っている工夫をお伝えします。
●服を売るのに簡単なのは持ち込み。手放す理由にもなる
前回の片づけで出てきた不要な冬服を売りに出しました。
シーズン真っただ中ではないと買い取り価格が下がるので、11月のうちに処分することに。ありがとうの気持ちを込めて洗濯をし、アイロンをかけてお店に持ち込みました。
フリマサイトでの、価格交渉や梱包は苦手なので、私はお店に持ち込む派です。
15着ほどで1650円に。元々が不用品ですから、十分だと思っています。正直、持ち込む手間や時間がもったいない方は、捨てた方が早いのでしょう。
ただ、わが家には「まだ使える」と、捨てることに躊躇する人が一人…70代の母です。
でも、お店で判断してもらうと、「お店でダメって言われるのなら仕方ないわね」と、持ち帰り分として返された服はすぐに捨てていました。手放し方は人それぞれですね。
●「捨ててから買う」「買ってから捨てる」は人それぞれ
すべての画像を見る(全8枚)私の衣替えが落ち着いた頃、夫が急に衣類を整理し始めました。私の衣替えに触発されたのかもしれませんし、季節の変わり目だから今期用の新しい服を買い、不要な服が目立ったのかも。
私は衣類を減らした方が、新しいものを買う気になる人。
夫は新しいものを買った方が、いらないものを処分しやすくなる人。
それぞれ自分の特徴がわかれば、片づけに取り組みやすいですね。
●どうしても捨てられない思い出の服は、収納に使う
こちらはわが家のリアル納戸です。基本的には人に見せる場所ではないですし、家族もたまにしか入らない場所。だから、おしゃれな収納グッズは必要ないと思っています。
仕きりのメインは紙袋。無料ですし、壊れたりいらなくなったら、捨てるのも交換するのも簡単です。なにより軽いのがいいところ。
もっとわかりやすくしたいのであれば、マジックでなにが入っているかを書いてもOK 。
たとえば上段の3つの袋。中はこんな感じになっています。ただ紙袋はフタがないので、時間がたつとホコリが溜まります。
そこで、頻繁に使うもの以外は、着なくなった服で覆い隠しています。
●着なくなった服でつくるカバーは、ボタンであけやすい
こちらは、もう着ていない思い出の子ども服を再利用。
裾の部分を切り、内側から直線縫いをしてひっくり返し、袋状にしました。
バーベキューができる卓上コンロが入っています。
ボタン部分が大きく開くので、出し入れも簡単。手の部分を縛ると、運ぶ際の持ち手にもなるのです。
外で使うものなので、汚れてもいい丈夫な素材を選びました。もちろん、汚れたら捨てます。