女性の健康で幸せな人生と前向きな選択を後押しすることをライフワークとし、テレビ、雑誌など数々のメディアで発言している、産婦人科医の高尾美穂先生。新刊『オトナ女子とラクにする心とからだの本』(扶桑社刊)では、女性ホルモンに関わる悩みや、よい睡眠や食事に関して語っています。ここでは、11月に開催された、本書に関連するオンラインセミナー「オトナ女子に贈る 人生をラクに生きるヒント」の内容を一部抜粋し、ご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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年齢を重ねてからも、毎日をラクに生きるためのヒント

高尾美穂先生
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女性の健康で幸せな人生と前向きな選択を後押しすることをライフワークとし、テレビ、雑誌など数々のメディアでも活躍中の産婦人科医・高尾美穂先生。セミナーでは、人生をラクに生きるヒントを教えていただきました。

●毎日を「ラクに生きる」ための2つのコツ

「『ラクに生きる』というキーワードがとても大切」そう話してくれた高尾先生。

忙しい日々の中でがんばっていると、気がついたら心と体に不調を抱えてしまっていた…なんてことも。なかでも、心にちょっと引っかかるなと感じることがある場合、周囲との人間関係が原因であることが多いそうです。

人間関係がうまくいかないと、それをずるずると引きずってしまい、ほかのことをするにも「面倒くさい」と思ってしまったり、他人への対応がなおざりになってしまったりすることも。

ですが、そんな難しい人間関係にも振り回されず、自分の心と体をラクにするためのコツがあるそう。

(1) 言葉にする前に、3秒待ってみる

相手に言ったら絶対に怒ってしまうような言葉を、ふと言いたくなってしまった場合、ひとまず自分の中で3秒数えてみましょう。そうすることで、心に落ち着きが生まれます。

勢い任せで言葉を放つと、そのときはスッキリしても、時間が経過すると「ひどいことを言ってしまった」と後悔するパターンが多いです。だからこそ、3秒数えて冷静さを保つことが、自分のためにも大切です。

(2) 自分の中に「ラクできる場所」を見つける

30代、40代の女性は、世間から見ると立派なオトナとして扱われます。仕事で重要な役割を担ったり、責任を負う立場になる機会が増えることで、なんでもできるような気になってしまいがち。

ですが、これらは少なからず周囲の力が加わってうまくいっていることも多く、まだまだ十分なオトナじゃないなんてこともあります。そんなオトナ女子たちは、睡眠時間を多く確保したり、趣味だったり、自分を解放できる居場所を日常の中に見つけておくとといいですよ。

一見、「ラクをする」というのは悪いイメージで捉えられてしまうこともあります。ですが、高尾先生が言う「ラク」は言い換えれば「快適さ」。日常生活を快適にする一歩として、ぜひ参考にしてみてくださいね。