●トレンド(3) 安さプラスαの商品が、ヒット商品になりやすい
すべての画像を見る(全6枚)安い冷凍食品といえば、「業務スーパー」。最近の商品を見ていくと、安さだけではなく旬を味わえる、おいしさを軽視しない季節商品が登場しています。
たとえば、カボチャやサツマイモのコロッケは1個20円台という驚きの価格。このように安さだけではなく味へのこだわりを大切にした商品はSNS上でも注目されるようになっているので、リサーチも楽しい時間になりそう。リーズナブルな冷凍食品を賢く活用することは真の節約生活にもつながりますよね!
●トレンド(4) アジアンメニューが充実している
韓国・台湾料理がブームになっていることを受けて、冷凍食品にも魅力的な商品が登場しています。業務スーパーで購入できる「台湾カステラ」は、常温で30分解凍するだけで食べられる気軽さが人気。また、キンパ(韓国風のり巻き)や小籠包は、専門店レベルの味が楽しめるように。
これらはちょっと前まではわざわざお取り寄せしていたようなグルメ系アイテムですが、今ではスーパーやコンビニなどで調達できるようになっています。つまり、身近な冷凍食品でアジア旅行気分を味わうことが十分に可能な時代なのです。
●トレンド(5) レストランのこだわりメニューが、冷凍総菜に。⇒「内食+中食」需要の高まり
最後にご紹介するのは、レストラン(外食)に行かずとも、ちょっとこだわりのごちそうを楽しみたいという欲求を満たしてくれるような“プチリッチ冷凍総菜”が目立つようになっていることです。
たとえばデニーズのビーフシチュー。753円という決して安くはない価格ですが、中身はお店で提供されている味と同じもの(盛りつけなどは異なります)で、食べてみるとワンランク上のおいしさを実感できます。
ほかにも低温調理された豚肉料理や珍しいパスタなどもそろい、お家ごはんのマンネリを解消してくれそう。これらはコロナ禍およびポストコロナの新たなムーブメントとして、今後ますます活発になっていくことでしょう。