黒い浴槽の「白以外の汚れ」は見えにくい
白い水アカなどの汚れが目立ちやすい黒い浴槽。反対に白以外の汚れは目立ちにくくなります。
「汚れが目立ちにくい」というと、一見よさそうにも思えます。けれど、浴室の「白以外の汚れ」は赤カビや黒カビである場合が多く、「目立たなければ汚れをスルーする」というわけにはいきません。
カビは、アレルギーをはじめとして体調不良を引き起こす原因と言われています。とくに筆者の家族には8歳、6歳、4歳の幼い3人の子どもたちがいるのです。子どもたちの、将来も含めた健康被害を防ぐことにも、気を使わなければなりません。
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筆者の家での対策は、とにかく小まめに掃除すること。ちなみにわが家では、浴槽の黒い部分はもちろんですが、定期的にエプロンをはずして内側まで清掃するようにしています。
汚れが見えにくいと、「汚れが気になってからやろう」というお掃除習慣では対応できません。計画を立てて、定期的に掃除する必要があると感じています。
黒い住宅設備のデメリットもきちんと把握を!
筆者宅の場合は、黒い浴槽が例でした。おそらく黒いキッチンの場合でも同様。白い水アカや洗剤カスの汚れは目立ちやすく、黒カビや黒い焦げつきなどは見えにくくなるでしょう。また、黒いサッシなら、白いホコリが目立つということも。
黒い住宅設備は、高級感や重厚感のある見た目を得られる代わりに、掃除にはひと手間がかかるようです。
好みの色柄やおしゃれな設備に囲まれて暮らすことは、日々の満足感や幸福感につながります。その一方で、見た目を重視した設備の選択は、掃除や手入れなどの手間を増やすことに。事前にそれらの事実やデメリットを把握、検討したうえでの設備選び。自身の家づくりを通じて、これがとても大事だと感じています。