●押し入れの中にありがちな、処分してよかったもの
以下にあげたのは、私が押し入れに溜め込んでいたものの一部です。これらのほとんどを処分したら、押し入れにあきスペースが生まれました!
すべての画像を見る(全6枚)・客用布団
・布団袋(引っ越しのときに業者さんからもらったものを20年近く捨てられませんでした)
・紙袋・ショップ袋(ほかの場所にも多数ありました)
・壁紙や襖紙の余ったもの
・賞状や習い事の記念品
・たくさんあった予備のシーツ、敷パッド、枕カバー
・使わない贈答品
・会社の創立記念品、退職したとき贈られたアルバム(もうまったく見てない)
・大昔のつくりかけの手芸品
どうしようか長年迷っていたものもありましたが、今は処分して良かったと思っています。残すか手放すかで迷ったときは、「それはないと困るものか、あれば私の役に立つか」と、自分に聞きながら決めていました。
●50代からは出し入れしやすい収納にしておく
「真ん中の段によく使うものをしまう」。「押し入れの手前側によく使うものをしまう」。押し入れ収納の基本は、年齢に関係なく同じです。ただ、50代以降でいえば、高いところ(天袋など)に重たいものをしまったり、たくさん収納するのはNGです。イスか脚立を持ってこないと届かないというのが、だんだん怖くなってくるからです。
また、高いところにしまった物は、中身が何か忘れる場合も。もし高いところにもたくさん収納したい場合は、ラベルを使い、大き目の字で何が入っているか書いておくのがおすすめです。
わが家の2階の押し入れは、娘家族の布団や季節外の家電、ちょくちょく使う座布団をしまっています。座布団は天袋にそのまま入れ、除湿用の木炭を間に置いているだけです。座布団を収納袋に入れて収納すると、出すのも干すのもきっと面倒になるので、こんなふうにしています。この座布団は、両親が結婚するときに用意してくれたものです。
●面倒な先には達成感もある
押し入れにあるものを全部出して片づけるのはたいへんですが、すっきり使いやすくなるのはもちろん、押し入れのすみずみまで掃除できるので気分もいいし達成感もあります。私は「こんなところにあった~!」と、探していたものが押し入れから出てきて嬉しくなったこともありました。
全部が無理なら、下段だけとか、上段だけとかいうように、スペースを区切りながらすすめるのもいいです。一歩目が出ると次も出したくなるのが、片づけのいいところです。
準備をしたうえでも、押し入れの片づけは体力と気力がいりますから、終わったときのためにご自分へのごほうびを用意してほしいです。私はふだん我慢しているケーキ屋さんのケーキを買っておくだけで、ずいぶんがんばれました! あわただしくなる12月に入る前に、ぜひ押し入れの片づけ計画を立ててみてください。