毎日使うものは手に取る頻度が高いゆえに、気をつけていても散らかってしまいがちです。
お金をかけない収納術に詳しい鈴木淳子さんも、「以前は子どもが毎日使うものの収納はどうしてもうまくいかず、イライラしていました」と言います。
そんなイライラから抜け出すことに成功した、壁を使った収納テクニックを教えてもらいました。
マグネットがくっつく壁紙を使った、キッチンカウンターの壁面収納
大人も子どもも、毎日使うものを「扉をあけて、必要なものを出し入れする」のは面倒なもの。
そこで私は、家族の生活動線を考えて、キッチンのカウンター横を引っかけ収納できるように改造しました。
まず、キッチンカウンターの横の壁一面に、マグネットをつけられる壁紙をはります。ここはオープンスペースなので、テカテカした素材でなく、部屋になじむ風合いの素材に。
少しお値段ははりましたが、思いきって見栄えのよさを優先しました。
なにもつるしていない状態でも、違和感なくキレイに見えます。
●マグネットテープで磁力を強化!普通のフックもくっつきます
ここに、壁収納のツールを取りつけます。
こちらはマグネットフック。少し重いものをかけたい場合は、フックの裏にマグネットテープをはることで磁力を強化させます。
100円ショップでも購入可能なマグネットテープは、マグネットの裏面にシールがついていて、ハサミで簡単に好きなサイズに切ることができ、とても便利。
このテープを使うことで、普通のフックもマグネットフックに大変身します!
●「今日使うもの」に限定することで、ゴチャつきを防げます
ちなみにわが家では現在、息子が日々使う「ランチマットの入った巾着袋」、「ハンカチとティッシュが入った移動ポケット」、「手さげトート」などを引っかけ収納しています。
ごちゃごちゃさせないポイントは、収納するものを絞ること。その時期にデイリーに使うものの収納に限定することで、ごちゃつきを防げます。
夏休み、冬休み、春休みといった長期休みの間に使わないものは、見えない場所に移動させます。
引っかけるだけなので、子どももスムーズに取ったり戻したりできるので、文句を言わずに自分で収納してくれるようになりました。
また、玄関からリビングへの途中にあるので、忘れ物も減りました。
私自身もぱっとひと目で確認できるので、「あっ! 学校に忘れてきてるな~」とか、「ランドセルに入れ忘れてるな~」とすぐに気づけるので便利です。
部屋の雰囲気に合うスチールシートの壁紙は、少しお値段は高いのですが、一度はってしまえば、気軽に100均のマグネットフックでカスタマイズできる収納になります。
子どもの成長とともにライフスタイルが変化しても、フックを動かすことで、その都度、簡単に収納の仕方を変えることができます。
デイリーに使用するものが散らかってしまいがちなご家庭におすすめです。