小さな子どもを見守れる対面式キッチンを選択

キッチンから見たリビング
キッチンから見たダイニングとリビング。子どもたちを見守れる
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壁づけキッチンはキッチンカウンターがない分、LDKを広くできます。ですから、3つの工夫以外に、キッチンを壁づけにするという選択肢もありました。

しかし、壁づけキッチンで作業していると、リビングダイニングにいる家族の状況が見えません。そこでわが家は、子どもたちを見守れる、対面式のキッチンを選択しました。

上の子は走り回ったり、飛び跳ねたり。下の子はつかまり立ちを始めたところ。いろいろと危ない場面が多く、対面キッチンにしてよかったと感じています。

 

リビングに吹き抜けがあると、より広い空間になるが…

リビングの水平方向の広がりについて、ここまで語ってきました。しかし、じつは筆者、家づくりの段階では、垂直方向の広がりについても検討していたのです。吹き抜けをつくって、リビングに開放感を出そう。そんな希望も。

しかし、吹き抜けをつくると、吹き抜け分の部屋を上の階につくれなくなります。メーカー担当者によれば、わが家の場合、リビングに吹き抜けをつくると、少なくとも6畳程度のロスになるとのこと。

1室あるかないかでは、ライフスタイルが大きく変わります。結局、わが家はリビングの開放感よりも、部屋の確保を優先させて吹き抜けをつくりませんでした。

というわけで、LDKを広く使うのにひと役買う、壁づけキッチンや吹き抜けは採用できませんでした。それでも、さまざまな工夫のおかげで、結果的にLDKを広々と感じています。この記事を家づくりの参考にしていただけたら幸いです。

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