毎週木曜、夜10時よりフジテレビ系全国ネット放送中の木曜劇場『silent』。主演を務める川口春奈さんに、ドラマの見どころを伺いました。
話題沸騰!新人脚本家が織りなす切なくも心温まるラブストーリー
「紬と想が懸命に向き合う姿がとてもリアルで心に刺さりました」
そう話すのは、現在、毎週木曜の夜10時からフジテレビ系全国ネット放送中の『木曜劇場silent』で青羽紬役を演じる川口春奈さん。ドラマの見どころを伺いました。
川口春奈さんと目黒蓮さん(Snow Man)が織りなす、切なくも温かいラブストーリー「silent」。本気で愛するも一方的に別れを告げられた高校時代の恋人と、8年後に偶然の再会を果たし、厳しい現実が待ち受けるなかで、寄り添い、乗り越えていこうとする姿を丁寧に描いています。川口さんは、恋人だった佐倉想(目黒)との別れを経て、今を生きようとしている女性・青羽紬を演じています。
●ふたりの間になにが生まれるのか、私自身も楽しみ
「紬はきっと、人生の片すみにずっと想がいるような女性なのではないでしょうか。もしも、私が紬だったら、好きという気持ちをずっと引きずっているというよりは、別れの理由を知りたいという思いになるんじゃないかな。だから、なにがなんでも会いに行ってしまうかも。でも、その理由を知ったところから始まる物語なので、紬と想がどのように向き合って、ふたりの間になにが生まれるのかを、私自身も楽しみにしています」
想と再会したことで、別れを告げられた理由が明らかに。想は、徐々に耳が聞こえにくくなる「若年発症型両側性感音難聴」を患っていたのです。今では、聴力をほとんど失っていて、音のない世界でもう一度“出会い直す”ことになった紬と想。紬は、今の自分を支えてくれている恋人の戸川 湊斗(鈴鹿央士)と想のはざまで揺れ動きながらも、大切な人たちに純粋に向き合おうとします。
「目黒さんは色気があり、内に秘めた陰のあるお芝居も切なくて、とてもすてきな方。紬も、演じている私も、引っぱってもらっています。想との会話では手話が必要なのですが、本当に難しくて。今後、想との手話も増えていくと思うので、迷惑をかけないようにしないと(笑)。手話のもつ奥深さを大切にしながら演じていきたいと思います」
●脚本を読んで、すごく切なくなりました
脚本は、「フジテレビヤングシナリオ大賞」で、昨年の大賞を受賞し、今作が脚本家デビューとなる生方美久さん。川口さんや目黒さんと同世代だからこそ描ける等身大のセリフが印象的です。
演出を務めるのは、映画『チア男子!!』や、映画版も制作されたドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』など話題作を手がけた風間太樹さん。ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、映画『キャラクター』などを手がけたヒットメーカー・村瀬 健プロデューサーが、彼らの才能にほれこんで大抜擢したそう。若い感性ならではの世界観に、川口さんも大いに刺激を受けているようです。
「脚本を読んで、いろいろ考えさせられましたし、すごく切なくなりました。読み進めるにつれて、その世界観にぐっと引き込まれ、とくに紬や想それぞれが抱える問題に対して、傷つきながらも懸命に向き合う姿が心に刺さりました。生方さんも風間監督も同世代。ご一緒できるのは貴重な体験ですし、とてもきれいな映像で撮っていただいてうれしいです。たくさんコミュニケーションを取りながら、よい作品をつくっていきたいと思います」
紬と想、そして奏斗の三角関係は今後のストーリーでどう展開されていくのか。人間らしく細やかに設定された登場人物たちの姿に、目が離せません。
木曜劇場 『silent』
毎週木曜 夜10時
フジテレビ系全国ネット放送中