マスクの着用や手指のアルコール消毒など、ここ数年で定着した新しい清潔習慣。ライフオーガナイザーの尾花美奈子さんは、「わが家でもいくつか変化したことがありますが、その中でよかったと思えるのが、食材にも使えるボックスタイプのペーパータオルを取り入れたことです」と教えてくれました。ロールタイプのペーパータオルにない魅力とは? 詳しく伺います。
ボックス型のペーパータオルが台ふきんとティッシュ代わりに
ここ数年で定着した暮らしの習慣に「マスクの着用」と「手の消毒」があります。それ以外にも洗面所のタオルとコップを使い捨て商品にして家族間でうつし合わないように心がけたり、キッチンや食卓の消毒に一層気を配るようになった方もいるかとかと思われます。
すべての画像を見る(全6枚)ここでは、わが家で習慣化した新たな清潔習慣、「食材にも使えるボックスタイプのペーパータオル」についてご紹介します。
●メリット1:ボックス型だからすっきり収納できる
ボックスタイプのペーパータオルを、それまで使用していたロールタイプのキッチンペーパーの代わりに使用するようになりました。
ロールタイプの場合4個入りなどで売られているものが多く、ストックの収納がかさばり少し困っていました。けれどボックスタイプは1個でも売られているうえに収まりのいい四角い形なので、このようにコンパクトに収納できるようになりました。
●メリット2:キッチンと食卓の消毒がまとめてできる
第二に、とくに重宝しているのが「アルコールスプレーとのセット使い」です。
食卓にしょうゆやケチャップなど色がつくものや食べこぼしがあるとき、アルコールスプレーを吹きかけてペーパータオルでふき取ると消毒も兼ねられます。
ティッシュのようにボロボロすることもなく、ウェットティッシュのように次第に乾いてくることもないのでふき心地はばっちり。
ふきんと違って使い捨てをする後ろめたさについては、床もふくなどしてできるだけ使い込むことで解消しています。
わが家では対面式キッチンという点を利用して、このセットをキッチンカウンターに用意しています。
こうすると食卓側からもキッチン側からも取ることができるのが最大の利点で、キッチンでは野菜などの水きり以外にも、垂れてしまった肉汁や卵液、カレーなどをふき取りたいときにカウンターに手を伸ばして使っています。
片手でサッと取れてほかの箇所には触れないので、両手を使うロールタイプより清潔かと思います。
アルコールスプレーは料理を始めるときや肉魚を扱った後に、手に吹きかけてもいます。
なお、キッチンカウンター上は目立つ場所。キッチンペーパーは気に入ったデザインのティッシュボックスやスプレーボトルに入れると、インテリアのジャマにならずに楽しめますよ。
対面式キッチンでない場合は、キッチンと食卓の中間に置くか、それぞれに1セットずつ用意すると便利かと思います。