●姉の子どもたちを見て感じること

子どもたち
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人にはそれぞれに役割がある。姉が子育てが大変そうな時期には私も協力してきたし、今も甥っ子たちと遊ぶ時間は昔に戻れて、私にとってもすごく貴重だ体験だなと思う。姉の代わりに私が叱ることもある。叔母だから言えることもあるし、伝えられることもあると思っている。

三姉妹が、それぞれに自分の新しい家庭を持ち、子どもの頃より自由になった部分もあれば不自由になったこともあって、今が永遠ではないことを考える。

それは子どもたちを見ていてもそう感じる。実家に帰る度に、大きくなり頑固になり、自己というのもがはっきりとしてくる甥っ子たち。その側で365日を見ている姉がいて、サポートする母や父がいる。そのさらに外側に私がいて、ときどき東京からやってきては、相撲をとったりかけっこをして遊ぶ。親ではないからこそできることもあるし、彼らの逃げ場所にもなってあげられているだろうとも思う。姉や母が叱っているときには私はなるべく知らんふりをしている。追い打ちをかけるように私まで叱らなくてもいいはずだから。怒りの便乗をしないように気をつける。逆に、私だけが怒っていることもある。私が本当に嫌だったこと、悲しかったときにだけ、そう伝えるようにしている。子どもだから、大人だからというより、やっぱり人間と人間同士の付き合いなのだ。

●大人になってからの関係性もいい

川遊びする子ども

私は4月生まれだからか、子どもの頃から、いつも地域でも中心にいて、のんびりとした性格だったそうだ。3月生まれの姉と妹は二人とも体格的にも学年で一番小さかったので、後からついてくるタイプ…けれども負けず嫌いだった。

頑張り屋の二人は、大人になってから頭角を現し、友達も多くなりテキパキと動ける人になっていく。子どもの頃は、よく妹を守ってあげたが、今は妹や姉の方がよほどしっかりして頼りがいがある。人は変わっていく。子どもの頃のままの固定観念でいてはいけないのだとつくづく思う。

大人になってからの姉妹は、よき友達であり、今後の親のことや家のことを考えると運命共同体のようでもある。まだまだここからも変容し続けるのだろう。とにかく、元気で一緒に年を重ねて、たまに集まってはあーだこーだと話していたい。