●日本流リラクゼーション重視のバスタイムが流行の兆し?

浴槽
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日本と違い、アメリカでは基本、汚れを落とすためのバスタイム。とはいえ、西欧の人たちにとっても、大きな浴槽のあるバスルームはステイタスであり、古きよき時代の猫脚つきのバスタブにも憧れは大きいように感じます。

大きなお宅や、ホテルのワンランク上の客室では、バスルーム内に浴槽のほかシャワー専用スペースが別につくので、そこが洗い場代わりになります。

湯船に浸かる温浴スパ施設が人気を集める昨今は、美容のために「ホームスパ」として、週末など時間のあるときに浴槽を活用する女性も増えています。日本人がイメージする「泡風呂」も健在で、泡立たせるためにはお湯を入れながら、シャワージェルを投入します。

バスソルト

日本のような入浴剤として、カラフルで見た目も楽しいバスボム、バスソルト、バスオイルなどを入れることも。そうしたアメリカのプロダクトは、日本でも手に入りやすくなったようですね。

ちなみに、「ホットタブ」と呼ばれるジャクジーは、庭やデッキなど屋外に設置されるものです。普段使いの浴槽とは全くの別物で、とても高価な設備ですが、昔から富裕層を中心に根強い人気があります。

あの温水洗浄便座が北米市場に進出し始め、コストコなどでも見かけるようになりました。日本の自動保温・追い焚きシステムも近い将来、アメリカで取り入れられる日が来るのでしょうか。これからの寒い季節はすぐにぬるくなるため、家で長風呂はできません。そんなアメリカのお風呂事情を、ぜひ変えて欲しいものです。